気まぐれ日記


毎日綴る時もあれば、かなり間があくこともあるのではないかと思いますが、僕の一日の中で(楽しい事や色々な事があると思うけど)
ちょっとした事を、僕なりに綴っていってみようかなと思ってます。


2006年8月1日(火)晴れくもり
もうすぐ始まる

8月になれば、僕達高知の者達が活気に溢れるというか夢中になってしまうと言えば、夏の甲子園とよさこい祭だろうか。
今年の甲子園の代表は、9年ぶりに高知商に決まっている。全ての者がとは言い切れないが、 やはり出るからには優勝を目指して頑張ってもらいたいと思っている人が多いのではなかろうか。
だが、実際どこまで勝ち進むのかは当然分からないけれど、彼等が甲子園でプレーをしている時には、仕事をしながら、 或いは仕事を忘れてしまって必死に応援している人もいるのかもしれないが。
彼等には、悔いの無きように思いっきりプレーしてもらいたいと思うよ。

そして、高知と言うよりも土佐の者達がより活気に溢れ、熱い気持ちになっていくのは、やはりよさこい祭りだろうか。
僕がまだ子供の頃など、昔は2日だけの競演となっていた筈だが、昭和の末か平成になってからだったのか覚えていないが、 後夜祭として全国大会が行われるようになり日程が3日に延長となり、更にいつの間にやら前夜祭も行われるようになっていて、 今では4日の日程で行われるようになっている。

これは、よさこいの楽しみ方が全国に広がるようになり、全国から競演に参加を求める人々が多くなった事が原因だったのかと思うが。 そして、そのきっかけとなったのは、やはり間違い無くよさこいソーランだろう。
何だか北海道の学生が、 高知でよさこいを見た時に引かれて次の年に北海道でよさこいソーランとして始めたらしいのだが、最初の年は参加チームは当然少なかったと思うが、 その後どんどんと増えていったのではなかったろうか。
この、よさこいソーランの事を初めて知った時には、思わずもの凄く驚かされてしまっていた事を覚えている。
だが、 このよさこいソーランを切っ掛けにして、よさこいが全国に広がった事は間違いないだろう。
北海道の方々と同じ様にそれぞれの地方の踊りや音楽を合併して楽しむとこもあれば、 もしかしたら何も合併せずに楽しんでいる地方もあるのかもしれないが

また、よさこいの場合、踊る時には基本的に楽器として鳴子を使い、よさこい節を基本の音楽とするだけで、後はほとんど自由に演出が出来る様になっている。
音楽も、どの様なリズムの音楽を活用してもいいとなっているし、衣装や踊りその物も自由で、かなりあらゆる面で独自の演出が出来る事が、 よさこいの大きな特徴ではなかろうか。
そして、この自由な部分が多くの人々の心を引きつけたのだろうかとも思えてしまうのだが。

競演場、或いは演舞場は市内に何ヶ所も用意されるが、早いとこでは7月中旬から道路脇に提灯を飾るなど、簡単だがよさこい祭りの準備をしているとこもあった。
そして、メインとなる追手筋でも今日から準備が始まっていた。よさこい祭りの看板も飾られる様になっていたし。
思わず、今年ももうすぐよさこいが始まるんだなと思ってしまっていたが。

2006年8月2日(水)晴れくもり
救われた気持ち

最近は、夕立と言うかにわか雨が連日続いているかと思うが、今日の強烈なにわか雨だあったよ。 それも私事で午後に店を出て、あるお寺に伺っている時の事だった。

住職が、本堂に入られた時に、空模様から今日も降るかもしれませんね、と言われていたのだが、 正にその通りになってしまった。
住職がお経を読まれている時に、突然に大きな雷音が響いてきて、 その後から激しい雨音が聞こえて来るではないか。
この時には、お寺を出る時にも降っているならば、びしょ濡れになる事も覚悟しなければと思ったのだが、 お経を読み終えられた後に、住職からお寺で雨宿りをしていってくださいと言われたのだ。
この言葉には、 素直に甘えさせて頂いたが、この行為には本当に救われたと思うよ。

雨は、雨宿りさせて頂いた最初の時ももの凄い勢いで降っていた。だが、所詮はにわか雨だ。 この時には15〜20分も雨宿りをさせて頂ければ、かなりの小雨になるだろうと思い込んでいたのだが、 その勢いは予想に反するかの様に中々衰えてはくれない。
その後も更に雨宿りをさせて頂いていたのだが、30分を過ぎた頃となってもある程度勢いは衰えたかなと思えたものの、 まだしつこく降っていた。

この時点で、店を出てからもう1時間40分も過ぎてしまっていたのだ。さすがに、これ以上店を離れる訳にはいかないと思い、 もうびしょ濡れになる事も覚悟しなければならないなと腹を決め、数分後にお寺を出た。

だが驚く事に、出た直後には腹を決めた通りになるなと思わされたのだが、 何だかあっという間に雨は勢いの無い小雨となってくれ、店に戻った直後にはほぼ止んだ状態となっていたのではなかったろうか。

結局は、少々濡れただけで済んだので、何だか本当に救われたなと思わされてしまったのだが。

2006年8月4日(金)晴れ
主治医のイメージ

今日の午前中は、持病の診察を受ける為に主治医のとこへ出掛ける事となる。いつもだったら、 11時過ぎに店を出るのだが、今日は何故だか勘違いをしていて11時前に出掛けてしまっていた。
主治医のとこへ向っている途中で、この勘違いに気づいたのだが、 この時には何だか店を出た後にお客さんが訪れたりしていたらまずい事をしてしまったなと思うと同時に、 いつも11時過ぎに行ってもかなり待たされるといったイメージがあったものだから、 更に店に戻るまでに時間が掛かってしまうと思うと、やばい事をしてしまったなと思ってしまっていたのだが。

だが、驚いた事に今日は殆ど待たされる事は無く、あっという間に呼ばれた。 思わず「どうなっちゅうがやろ」などと思ってしまったが。また、主治医の診察も、これまでとは何だか異なるイメージを感じさせられた。
これまでだと、診察と言うよりも適当に談話をしているなといったイメージが強かったのだが、 今回は状態などについて結構聞いてきたのだ。

ここからは、勝手な発想だけど、前回の診察を受けた時の僕の姿勢が、 もしかしたら影響しているのかなとも思ったが。
前回の時は、総合病院の医師から、適当な診察をされた挙句に、 あっという間に簡単に見捨てられた事への怒りが強く残っていて、 と同時に主治医のこれまでの診察に対して不満を持っていた事も重なってか、思わず感情的となり、 更には持病に関しては自分自身でもしっかりと調べていると主張した。

これらの事から、主治医は僕が持病に如何に苦しんでいるか、且つ脱しようと思っているかを感じ取ってくれたのかもしれない、 などと思ったりするが。
そんな事から、今回の診察から、ある程度は主治医を信じてみようかとも思う様にはなったのだが。まだ、 完全とは到底言えないけれど。

ただ、会計に関してはこれまでと同じく、中々呼んでくれやしない。結局は、 診察を終えてから30分位待たされてしまったろうか。今、別の病院で膝の治療を受けているが、 総合病院と同じく会計に余り待たされる事は無い。
主治医と同じく、会計なども変わってくれないかななどと思ってしまうのだが。どうなるのだろうか。

2006年8月6日(日)晴れ
開幕戦に燃えた

夏の風物詩というか、この時期になると毎年必ず夢中させられるようになる事の一つが、夏の甲子園だ。
その夏の甲子園が、今年も今日からいよいよ始まった。そして、開会式の後の開幕戦のカードが高知代表の高知商−白樺学園だったのだ。
そのせいもあってか、今日は開会式の時から何だかどきどきとした気持ちになっていたのだが。

白樺学園に関しては、3日前の組み合わせを単に知った時には、初出場のチームという事もあって、 絶対に勝つだろうと軽く決め込んでしまっていたのだが。
しかし、後から北海道新聞などのホームページから情報を得ると、 打線はかなり強力そうだし、何よりも投手陣の評価がかなり高かった事から、気持ちは一転して、 何だかやばい試合になってしまう可能性もかなりあるなと思うようになってしまう。
高知商のエースである中平は、高知大会の決勝での明徳戦を観た時に思った事だが、打たせて取るタイプの投手なのだがコントロールが不安定だったのだ。 そのせいもあってか、初回から明徳打線に打ち込まれていたのだが。
なもんだから、もしも明徳戦と同じ様なピッチングをした場合には、本当にかなりやばい展開になるだろうなと思っていたし、 故に今日の試合では安定したピッチングをしてくれといった気持ちで一杯だったのだが。

だが、初回から中平は明徳戦と同じ様な不安定なピッチングではないか。
試合も初回から白樺の打線が活発に打ちまくり、 2回表が終わった時点では0−4と大きくリードされてしまっていたのだ。その時には、もう何とも言えない気持ちとなっていたよ。
だが、僕なんかとは異なりグラウンドにいた選手達は全く焦った気持ちが無かったみたいだ。やはり、自分達の打線にはかなりの自信があったのだろう。

2回裏から高知商の反撃は始まり、5回表の時点で5−7とリードされていたが、6回裏に同点ホームランとその後の攻撃から、 一気に9−7と逆転したのだ。更に8回に1点を追加して、10−7と逆転勝ちだ。
この勝利には、やはり明徳戦と同じく3回からリリーフした小松が好投してくれた事が大きく影響している事は間違い無い。 本当に、良く投げてくれたと思う。

2回戦の対戦相手は、すでに鹿児島工業と決まっている。まだ、どのようなチームなのかはハッキリとは分かってはいないのだが、 この試合での高知商の最も大きなポイントは、相手がどのようなチームかという事よりも、また先発するだろうと思われる中平がどのようなピッチングをするかではなかろうか。
本当に、彼には次の試合ではしっかりと安定したピッチングをしてもらいたいと思えてならないのだが。

また、今日は休日で部屋で観戦していたせいもあってか、最初からもの凄く熱い気持ちになっていたのだが、 次の試合も予定通りに進めば1週間後の日曜日。また、熱くなりまくって観戦しているのかもしれないなと、早くも思ったりしているのだが。

2006年8月7日(月)晴れ
意外なパンク

自転車の修理を依頼された時には、いつもまずはその部分をチェックするのだが、 時には意外と思わされる事もあるもの。
だが、その様な事は滅多に無い事だと思うのだが、 時にはその意外なものが連発してしまって、かなり驚かされてしまう事もあるものだ。

今日は、午前と午後に1回づつパンク修理の依頼があった。で、いつも通りにまずは口金と虫ゴムをチェックして、 パンクの可能性がかなり高い、或いは間違い無くパンクしていると判断した時に、 チューブを取り出して水調べによるチューブのチェックをを始める。
この時には、必ず穴は見つかる筈だと確信を持って行うのだが、今回の2回はチェックを一回りする手前辺りまで行っても穴が見つからなくて、 思わず判断を間違ってしまったのだろうかと思わされてしまう。
だが、2回共その頃から空気の抜ける音が聞こえ始めたのだ。

やはりパンクしているなと思いつつ、更にチェックを進めていくと、確かに穴というか空気の抜けるとこは見つかった。
だが、本当に驚いてしまったのだが、2回とも口金の根本のとこと言うか、口金とゴムが繋がっているとこから空気は抜けていたのだ。

この時には、思わず過去を思い返してみたが、この様なパンクを見た事は一度も無かったと思う。ただ 、口金から1cmから2cm程度離れた位置に穴を見つけた時には、何とか修理をした記憶はあるのだが。
だが、今日の場合だと修理の仕様が全く無いのだ。絶対にパッチを貼る事が出来ないから。
お客さんにはチューブの状態を説明させて頂いて、チューブの交換をさせて頂いたのだが。

また、先週の土曜日に修整をしたつもりだったコンプレッサーのホースから、また勝手に空気が抜けるようになっている。
今朝、店に入った時には、まだ抜けない状態だなと確信を持っていただけに、午後になって気づいた時には、 ただただショックだった。しかも、修整する以前よりも強く抜けるようになっていたのだから。
今週中には、もう一度修整をしてみようかなとも思っているが、最終的にはホースを交換する事も考えなければならないのだろうか、 とも思えてしまっている。
何だか、きつく思えてくるよ。

2006年8月8日(火)晴れ
エアーホースが・・・

昨日の日記にも書いてしまったが、店のコンプレッサーのホースから空気が抜けるのを、 早速今日中にも何とかしようと思い、一応の修理作業などが終わって暇となった時間に、近くのホームセンターで針金などを購入しようと出掛ける。
昨日の段階で、空気が多く抜けていたのは間違い無くホースの接続部分と分かっていて、その原因と考えられるのが、 先週の土曜日に閉める為に店に置いてある細い針金を思わず使ってしまったのだが、これが決定的である事は間違い無いと思っていた。

なもんだから、今日は太目の針金を求めてホームセンターへと向ったのだ。
しかし、意外な事もあるものである。 これまでもコンプレッサーを置いている場所には何度も行ってコンプレッサーを見ていたのだが、今日になって気づいたのだが、 コンプレッサー、或いはエアーホースに関するパーツが多く置かれていたのだ。
その中に、接続部分などと接しているエアーホースを締めるパーツもあって、 すぐに針金を購入するのを止めてそのパーツを選んでしまったのだが。

店に帰ると、すぐに土曜日に締めていた針金を全て外して、締めるパーツを使い接続部分のエアーホースを締めたのだが。
果して効果はあるのかななどと思いつつ、コンプレッサーから空気が流れる様にして見たのだが、完璧だったのだろう、 接続部分からは全く空気が抜けるという事は無くなっていた。

だが、何年もの間外に出しっぱなしにしていたエアーホースには、何ヶ所も裂けているかなと思わせる部分があって、 特に接続部分から何10センチかの間に酷い部分があって、テープで覆う様にして何とかカバーしていたつもりだったのだが、 何という事かその部分から「パンッ!」「パンッ!」と、何ヶ所も破裂する音が響いてくるではないか。
そして激しい音を響かせながら、またエアーホースから空気は抜け出してしまったのだ。この時には、さすがにもう交換するしかないなと思ったが。
だが、その手前には修理の依頼があって、その部品を仕入れるのに1時間近く掛かっていて、修理を終えたのは店を閉じる前だったろうか。
お客さん達には迷惑を掛ける事となってしまうが、もう明日は、使用出来ない状態にしておくしかないと思ってしまったが。

そして、明日は私事の事情から店を開店する事が出来ない。
店の前にもその事を示す物を貼っておいたけど、もしも、 明日中に修理の依頼に来られた方がいた時には、かなり迷惑を掛けてしまう事となってしまうだろうなと思っているのだが。
また、エアーホースは木曜日に何とかしようと思っている。当然、店に入ったらすぐに何とか出来るといった事は無いのだが、 ホームセンターなどを何軒か回って何とか安くていい物を見付け、木曜日中には何とか交換したいと思っているのだが。

また、このホームページに関してはお客さん達には全く知らせてはいないので、知っている方は1人もいないと思うが、 それでもこの場も使って、お客さん達に迷惑を掛けてしまう事を謝罪しなければと思っている。
「本当に、申し訳ありません」と。

2006年8月10日(木)晴れくもり
水筒

最近になって、強く感じさせられる事がある。それは、もう「暑い!」の一言に尽きるよ。本当に、 毎日朝から寝る時まで暑くて堪らないのだから。
そして、最近になって強く思っているのが仕事には水筒を持って行くのは絶対だな、 といった事だろうか。

といっても、決して梅雨明けした頃から水筒を持って行っていた訳では無い。
余りの暑さから、 毎日喉がカラカラになってしまう事から、作業中などでもちゃんと水分を取れるようにしなければならないなと思い始め、 先週からやっと持って行こうと思い様になったのだが。

しかし、昨日までは、持って行くのは、小さな水筒で十分だろうと思っていた。
だけど、 昨日は休業で市外に出掛けて激しい日差しを浴びながら、大事な行事を行っていたのだが、 この時に持って行っていたのが大きなサイズの水筒だった。
小さな水筒に比べて一杯の量の差が大きくて、飲み概があったし、何よりも当たり前の事だけど水筒に入っている量が全然違うではないか。

もう、持っていく時に少々重く感じるかもしれないけれど、絶対にこっちがいいと思って、 大きなサイズの水筒を選ぶ様になったのだが。

そして、今になって思うのだが、去年までの夏、そして今年の梅雨明けから先週までの間、 よく水分を補給する為の水筒を持って行かずに我慢していたものだと思ったりしてしまう。
ただ、昼食の時や仕事を終えて戻った時には、毎日がぶ飲みしたりしていた事もあったなと思ったりするが。

2006年8月11日(金)晴れくもり
よさこい祭

2日前に前夜祭があり、昨日から本祭が始まっているよさこい祭り。
そして、 特に昨日から市内のあちこちでよさこいの衣装をまとった踊り子達の姿がよく見えるようになっているし、 演舞場の近くを通った時には、よさこいの音楽がどんどんと響いてくるではないか。
正直言って、 仕事をそっちのけにしてでも見に行きたいなといった気持ちも出てしまうのだが、さすがにその様な事は出来ない。

だが、決して競演場や演舞場とはなってはいないのだが、店の近くのとある広場に踊りを披露しに来るチームが結構ある。
その時には、当然よさこいの音楽が店の中にも響いてくる訳で、最初は我慢して店の中に居ようと思うのだが、 やはり我慢しきれる訳が無い。

すぐ近くという事もあって、思わず店を出て、踊りを見に行ってしまう。
その時には、音楽というか色々とアレンジしたよさこい節が体の中にまでどんどんと響いてくるし 、踊り子達の持つ鳴子の音も強烈に響いてくるし、踊り子達の躍動感にも思わず見せられてしまう。
やっぱり、 よさこいは最高なだと思わされてしまうのだが。

となると、演舞場などへ行く事も我慢しきれるわけは無い。仕事を終えた帰りに、とある商店街の競演場に寄って、 たっぷりと見せてもらったよ。
1時間以上いたのだが、あっという間に時間が過ぎてしまっていた。 それだけ夢中になっていたんだろうなと自分でも思ってしまうが。
ただ、立ちっぱなしで見ていたのが辛かったかな。周りに座ってみている人々が居たのだが、思わず羨ましく思えてしまったよ。
僕が辿り着いて居た時にも座るスペースが開いていれば、すぐに座っていたかなと思うのだが。
とにかく、 生で見たよさこいは本当に最高だった。

また、よさこいは各テレビ局が生中継などをしてくれているが、ハッキリ言って、 生で見るのとテレビで見るのとでは感じる物が全く異なってしまう。
どの祭りも同じかもしれないけれど、 やはりテレビなんかで見るよりも、競演場や演舞場などに行って生で見る方が絶対に最高だと思うよ。

2006年8月14日(月)晴れくもり
心より感謝

先週辺りから盆休みに入っている会社などが多いのだろうか。
その様なイメージは持ってはいたのだが、 今朝、店に入る前に気づいたのだが、店のすぐ近くにあるいつも世話になっている問屋が、シャッターが降りたままになっているではないか。
思わず、おんちゃんは盆休みに入っているのかな思うと同時に、もしも問屋が盆休みの間に店に置いていない部品交換の修理依頼があったりしたら、 部品を用意するのにかなり手間取ってしまうだろうなと思ったりしていたが。
そして、午前中にパンク修理の依頼があったのだが、チューブをチェックしてみれば大きく破裂していて修理は不可能。 更に、破裂の原因だったと思えるが、タイヤにも完全に穴が開いてしまっていて、もうタイヤとチューブを交換しなければならない状態となっていた。

お客さんからは、交換の承諾をすぐに頂いたのだが、何という事か同じサイズのタイヤもチューブも店には置いていなかったのだ。
となれば、仕入に行かなければならないが、やはり近くの問屋は盆休みみたいだし、南国市近くにある時々行っている問屋に電話で連絡を取ってみれば、 ここも今日から盆休みと言うではないか。
となれば、滅多に行かないが、電車通りの近くから少し離れたとこにある問屋にも行ってみようと思い、すぐに行ってみるが、 参った事にここも先週から盆休みに入っていた。
途方にくれた感じとなってしまい、思わずホームセンターに行ったりしてしまったが、自転車店としては何だか使い難いなといった気持ちが強く出て、 当然買う事は無かった。

で、知り合いとなっている近くのおんちゃんの自転車店を伺い、まだ仕入れる事の出来るとこがあるのではないかと願いつつ、 3店とは異なる問屋はないかと尋ねた。
すると、おんちゃんは唐突に僕の求める部品は何かと問うてくる。思わず、素直にタイヤとチューブと答えると、 おんちゃんはそれをすぐに分けてくれると言ってくれたのだ。

そして、すぐに僕の求めるサイズのタイヤとチューブを探してくれて、買わせて頂く事となる。
この時には、 やはり問屋よりも高い値段を求められるだろうなと思っていたのだが、驚いた事に、おんちゃんが分けてくれたタイヤとチューブの値段は問屋とほぼ同じ値段だったのだ。
おんちゃんの行為には、ただただ感謝して、おんちゃんの店を出る前に、「ありがとう」と何度も言わせてもらっていたが。
本当に、おんちゃんには救われたと思う。

また、午後になると前後のタイヤ交換の依頼があった。この時には、おんちゃんのとこに行こうといった意識は全く無かった。
またしても同じ様に分けてもらった場合、間違い無くおんちゃんの店には殆ど利益は無いのだから。
それどころか、 おんちゃんは損益を覚悟して分けてくれていたのかも知れない。故に、甘えた気持ちを持って近くのおんちゃんのとこに行ってしまえば、 大きな迷惑を掛けてしまう事は間違い無いのだから。

と言う事で、この時には市内のある大型自転車店からタイヤを2本購入したが。
また、意外な偶然なのだろうか、この店が扱っているタイヤとおんちゃんが分けてくれたタイヤが同じビッグメーカーの物だったのだ。
なもんだから、この店に料金を支払った時には、本当におんちゃんはかなり安く分けてくれていたんだなと、更に強く実感させられていたが。

2006年8月15日(火)晴れ
エンジンが・・・

昨日、店を閉じる手前にスクーターも見てもらえるだろうかと1人のお客さんが訪ねていらした。
バイクに関しては、店長のもう一つの店であるバイク屋に、昔からのバイクの知り合いが勤めている事もあり任せているので、 修理をさせてもらっていると答えさせて頂いた。すると、お客さんはすぐに店にスクーターを持って来られた。
お客さんによると、時々あったらしいのだが、仕事の帰りにエンジンが掛からなくなっていたらしいのだ。
昨日持って来られた時に、 預けてもいいから、修理は今日になると説明させて頂いたのがだ、それでもいいので見てもらいたいと言われたのだ。

そして、昨日預かった時にも、今朝店に入った直後にもエンジンを試してみたのだが、 お客さんの言う通り、確かにセルでもキックでもエンジンは掛からなくなっている。
間違い無く、どこかにトラブルが発生しているんだろうなと思いつつ、今朝バイク屋に持って行く。そして、 彼にお客さんからの修理要望を伝えた。彼はすぐに動き、エンジンをチェックしたのだが、 何という事かセルでもキックでもスムースにエンジンは掛かるようになっていたのだ。

僕自身はエンジンの状態をどうなっているんだろうと思ってしまったが、彼はジョークなのかマジなのか知らないが、 僕がエンジンの掛け方を間違っていたんじゃないか、或いはエンジンが掛かっているのを勘違いしていんじゃないか、 などと言われてしまう。
正直言って、少々切れた気持ちになってしまっていた。故に、エンジンにトラブルがあった事は間違い無いと強く主張してしまう。
彼は、僕の気持ちを少しは理解したのか真面目に聞くようになっていた。そして、エンジンを冷ますと同じトラブルが発生する可能性があるので、 一応預かってもらう事となったのだが。

それから5時間位経ってから、改めて彼のとこへ行った。そして彼によると、エンジンにトラブルは発生していないとの事だった。
実際、僕が改めて掛けてみれば、スムースにエンジンは掛かったのだ。また、彼によると、当然の事かもしれないが、 実際にトラブルが発生した状態でなければ、その原因を追求する事は出来ないし、直す事も出来ない。

昨日のお客さんは、夕方の手前に受け取りに来られたが、この時にはちゃんと直せ無かった事を謝罪させて頂いた。
また、料金を問われた時に、修理作業を何も行っていなかったから、無料である事を示したのだが、その時にはお客さんは驚かれていたが。

2006年8月16日(水)くもり
悩まされる

偶にだが、修理を依頼された自転車は間違い無くパンクしていると確信をしていても、チューブを調べてみれば、 どこにも穴が開いていなくて思わず焦った気持ちになってしまう事もある。
今日は、久しぶりにそんな気持ちにさせられてしまったよ。

午後に、パンクしていると1人のお客さんが自転車を持って来られた。
お客さんによると、 昨夕に空気を入れていたのだが、どの程度だったのかまでは伺っていなかったが、今朝になると抜けてしまっていたみたいで、 また今朝に空気を入れていらしたらしいのだが、店に持ってくる前だったのだろうか、午後になるとまた空気が抜けていたとの事。
まず、どの程度かとタイヤをチェックしてみれば、完全に抜けた状態となっていた。
そして、 いつも通り口金をチェックして、次に虫ゴムを見る。すると、虫ゴムには少々傷んでいる感じがあって、 低いがここから抜けている可能性もあるなと思い、中古のチューブを使ってチェックをする。
すると、空気漏れは無く、 間違い無くパンクしているなと確信を持って預からせて頂いたのだが。

そしてチューブを取り出し、水調べを始める。だが、意外な事にどこからも穴が見つからない。 どこからも水泡が出てくれなかったのだ。
思わず空気を足しながら何度も水調べを繰り返してしまったが、 やはりどこからも見つからない。
となれば虫ゴムのチェックをミスっていたのだろうかと思い、改めて虫ゴムのチェックを行ったのだが、 やはり空気が抜けていたとは思えない状態だった。
ただ、口金を緩めの状態にしていれば、ほんの少しだが空気は抜けるようにはなっていたが、 最初にチェックをした時、口金は間違い無くしまっていたのだ。

受け取りに来られたお客さんにも、当然この事は伝える。お客さんは、 どうして空気が抜けていたのだろうとかなり驚かれていたが。この時に、 いつもどの様に説明すればいいのかとなんだか悩まされてしまうのだが、今日も同じ。

恥かしい事だが、僕自身空気が抜けていた原因がハッキリと把握しきれていないのだから。
ただ、 今回の場合には、口金に少し緩みがあれば空気が漏れていた可能性がある事が分かっていたので、 その可能性だけを説明させて頂いたが。
そして、お客さんは夕方にまた空気が抜けていればまた持ってくると言ってくださっていたのだが、 その様な事は無かった。

2006年8月17日(木)くもり時々
熱くさせられた

今日は仕事が暇という事もあってか、何だか高校野球に夢中になってしまっていた感じだろうか。
店の中では、いつもなら民放のFMラジオを流しているのだが、高校野球が始まってからは、 ずっとNHKのAMラジオを流していて、作業をしながらもラジオ中継を聴いてしまっている。
また、テレビも置いてあるから、一定の時間或いは注目の試合だけは、テレビでも観戦するようにしているが。

そして、今日の準々決勝の2試合は、駒大苫小牧−東洋大姫路と智弁和歌山−帝京だったが、 2試合とも後半の展開に思わず興奮させられてしまっていたろうか。
昼前からテレビで観戦するようになっていた駒大苫小牧−東洋大姫路戦では、5回までは完全に東洋大姫路のペースで展開されていたのだが、 このまま勝つのかなとも思ったが分からないものだ。
6回裏から駒大苫小牧の反撃は始まった。 作業をしている間の事だったが、それまでタイミングが合っていなかったと思える東洋大姫路の先発を一気に捉えてしまったみたいで、 あっという間に同点となってしまう。更に7回に5−4と勝ち越してしまったのだ。

だが、東洋大姫路の選手達も勝利への思いは強かったのだろう。
6回から抑え込まれていた感じだった打線は、8回に強い粘りを見せ、 1アウト満塁の大きなチャンスを得る。
この時には、同点或いは逆転となる可能性は十分にあるだろうなと思ったのだが、 東洋大姫路の選手達は攻めきれず、9回も2アウト3塁という同点のチャンスがあったのだ、最後は内野ゴロに終わっていたろうか。

そして2試合目の智弁和歌山−帝京戦だが、これは本当に凄い試合だったと思うよ。
前半というよりも、 終盤までの展開は間違い無く智弁和歌山のペースだった。この試合は、途中聴いていない時もあったので、詳しい展開は分からないが、 7回までは8−2と智弁和歌山がリードし、8回に帝京が2点を返して8−4として9回の展開に進む。
そして9回表には、帝京は2アウトから2点を返して更に満塁の時に、何番バッターかは覚えていないが実況が内野ゴロといっていたと思えたので、 当然この時点で試合は終わったなと思ったのだが、当りが弱かったせいだったのだろうか、と同時にバッターが健明に1塁へ走ったいたのだろうと思うが、 内野安打となっていたせいで1点を返し、更に次のバッターが三遊間を抜くヒットを打ち、何と2アウトから4点差を一気に逆転してしまったのだ。
この時点でも、 何だか熱い気持ちになっていたのだが、更に次のバッターがその気持ちを高めてくれた。
この回、代打で先頭打者として出ていたバッターだが、 何という事か、彼は3ランを打ってしまったのだ。結局この回の帝京は打者11人で8得点も奪い、12−8と大逆転をしてしまったのだ。

普通の展開なら、誰もがこの時点で帝京の勝利は間違い無いなと思うだろう。
だが、9回の攻撃で投手に代打を使っていた事から、 帝京は3人の投手を使い切った事となる。故に、この試合は果してどうなるのだろうと思ってしまう。

帝京の前田監督は、センターの選手を9回のマウンドに上げた。だが、コントロールは不安定で打者2人をフォアボールで出してしまい、 3人目のバッターに3ランを打たれ、一気に1点差となってしまったのだ。
ここまではラジオで聴いていたのだが、何だか我慢できなくなってしまって、思わずテレビを点けてしまった。

帝京は更にショートの選手をマウンドに上げるが、1人の打者に使っただけで、それまでブルペンで投げさせていたと思われる控えの選手を更にマウンドに上げた。
この選手は、アウトを一つ取り、本当にどうなるのだろうと思わされてしまったのだが、次の打者には同点タイムリーを打たれ、 そして次のバッターにはフォアボールを出してしまい満塁の最大のピンチを作ってしまう。
この選手にも、この時のプレッシャーは相当大きかったのではなかろうか。 結局は、押し出しでサヨナラとなってしまった。

帝京の前田監督の、9回の大きな賭けに出る度胸も本当に凄いと思うけど、それに応じて逆転した選手達、 そして一気に8点も取られて大逆転をされながらも、同じく最後まで諦めないで勝利を求めて頑張った智弁和歌山の選手達のどちらも、 本当に凄いと思うよ。

そして、彼等の姿を見ている時に、自分自身の生き方も考え直さなければならないのかなと思わされてしまっていた。
改めて、 帝京の選手達も、智弁和歌山の選手達も本当に凄い試合を見せてくれたと思うよ。

2006年8月18日(金)くもり時々
台風にうんざり

時間は分からないけれど今日の午前に九州へ上陸した台風10号。
昨日から、この台風の動きと高知への影響も気になっていたのだが、 何と言ったらいいのか、非常にどんくさい動きと中途半端な天候をもたらす事に、今日は何だかうんざりさせられてしまった感じだ。

昨夜の予報では、今日は1日中雨となっていたし、その雨量もかなりの物となるとされていた。また、 中継で宮崎なんかの状況を観ると、高知も今日は大しけになるかも知れないなと思っていた。
だが、今朝起きてすぐに外の風景を見てみれば、強風はあるなといった感じはあったが、雨はいつも間にやら止んでいる。
しかも、店に行こうと部屋を出た時にも雨は降ってなどいなかった。だが、店に着く前にはほんの少しだが降ったりはしていたが。

なもんだから、今日は予報とは異なり、もしかしたら殆ど雨が降らないんじゃないかな、などとも思ったりしていた。 だが、やはり台風が接近していて雨が全く降らないなんて訳は無い。
午前10時前辺りから、一応降り始めたのだ。一瞬大しけの様な状態もあったりして、少々焦った気持ちになったりもしたが、 意外にも降っている時間は短く、降ったり止んだりを繰り返している状態だった。
そして、私事の用事だったのだけど、10時40分頃には店を出なければならなかったのだが、この時には雨は止んでいて、 思わずラッキーな気持になったりもしていたのだが。

だけど、とある病院へ着く手前に強風も吹いていたのだが、雨も強めに降り始めたものだから、 余り使いたくは無いなと思いながらも、思わず傘を使ってしまった。それから、ほんの少し経った時にかなりの強風が吹いたのだろうか、 何という事か傘の一部分が曲がってしまったのだ。
この状態では使い続けれないとすぐに畳んだのだが、何という事か、雨もあっという間に小雨になりやがったのだ。
思わず、幾らか雨に濡れる事ぐらい覚悟しきって走っていれば良かったなと思ってしまったが。悔しかった。

この後の天候も同じだったよ。少々長めに降るかなと思わされる時もあったけど、ちょっと待てば必ず雨は止むか小雨になり、 更にちょっと時間が経てば止んでいた。
夕方になれば、正に台風をイメージさせるかの様な激しい雨がポツポツ降る様になっていたけれど、これも降ったり止んだりの展開。 更には、激しい雨の時には強風な無くて、止んでいる時に激しく風が吹いていたのではなかったろうか。
だが、台風が接近している時で、雨が降っている時には、普通断続的では無くて継続的に降る物だと思うのだが。
本当に、 今回の台風は一体何なんだといった感じだったよ。

予報では、明日も雨となっているが、もしも今日と同じ様な天候となるのであれば、正直言ってもう止んでもらいたいよ。
明日予定している仕事には、雨などの影響が大きく出るのだから。本当に、こんな中途半端な天気は止めてもらいたいと思う。

2006年8月20日(日)晴れ
球史に残る名勝負だ

中京商以来73年ぶりとなる夏の大会3連覇に挑む駒大苫小牧と、夏の初優勝に挑む早稲田実の決勝戦。
正直、 昨日の段階からどちらが勝つのか、全く予想がつかないといった感じだったのだが、 実際今日の決勝戦は、本当にもの凄い試合が行われたな、と思わされる。

試合が始まったのは午後1時だろうか。今日は休日という事もあり、部屋でテレビでのんびりと観戦だ。
ただ、両チームの先発を知った時には序盤は早稲田実が有利なのかなと思ってしまったが。
僕としては、駒大苫小牧の監督も、早稲田実の監督と同じ様に決勝であると同時に相手チームの強力な打力を考慮すれば、エースの田中を休ませる事は無いんじゃないかと思っていたのだが、 田中にかなりに疲れが蓄積していると判断していたのか、それとも昨日に続いて先発する菊池という投手にかなりの信頼を持っていたのかは分からないが、 田中が先発で無かった事は意外だった。

故に、昨日の智弁和歌山戦で打ち込まれていた事を考えても、早稲田実も序盤から確実に捉えるのではないかと思ったのだが。
だが、意外と1・2回は早稲田打線が捉え切れ無かったのだが、3回になると連打が出てチャンスを掴む。
この時に、 駒大苫小牧の監督もすぐに判断して、田中を登板させた。この回は、田中は2者連続三振で抑え切ったが、この時から、 早稲田実の斉藤と駒大苫小牧の田中のもの凄い投手戦が始まった。

といって、両投手とも完璧なピッチングをしていた訳では無い。
斉藤投手に関しては、初回から7回までに打たれたヒットは一本だけだったものの、 8回まではフォアボールやデッドボールを出したりして、何度かピンチを向えてはいた。
また、田中も4回、6回、 7回とヒットを打たれ時にはピンチを作ってしまうものの、肝心なとこは得意のスライダーで殆ど空振り三振にして抑えていた。

だが、試合の展開というものは分からないものだ。8回表に、苫小牧に2本目のヒットが出るのだが、 それがバックスクリーンに突入する一発となったのだ。
だが、7回辺りから、何だか早稲田実のバッター達が田中にタイミングが合い始めているのかなといった感じもあって、 これで決まりという事は無いだろうと思ってはいたのだが。何という事か、その裏に反撃は始まる。
早稲田実の3番バッターが左中間を抜く2塁打を放ち、 更に駒大苫小牧の守備ミスから、一気に3塁に進み、続く4番バッターがセンターへ大きなフライを放つ事になり、あっという間に同点。
この時点では、僕はやはり早稲田実が有利かなと思う様になっていた。
先にも書いたが、早稲田実のバッターが、 田中のストレートなどをしっかりと打ち返すようになっていた事もあり、 もしかしたら9回或いは10回にもサヨナラが在るのではないのかなどと勝手に思い込んだりしてしまっていた。

だが、田中の精神力も凄いものだと思うよ。9回から12回まではほぼ完全に抑え切っていたのだから。もしも、 田中自身に絶対に勝つ或いは負けないといった強い意思が無ければ、あの早稲田実をあれだけ抑え込む事が出来たのだろうかとも思えてしまうのだが。
その精神力は13回と14回の場面にも出ていたのではないかと思う。

13回には2アウトながらも満塁でサヨナラの大ピンチ向えていた。
こうなった場合、ワイルドピッチなども考えると得意のスライダなどは投げにくくなるのでは無いかと思うのだが、 彼はそれを低めに堂々と投げ、バッターもそれを捉える。打球はセカンドに行き、3者残塁となった。
14回には先頭打者の斉藤にイレギュラーバウンドによるセカンドを頭を超えるヒットを打たれ、 次のバッターには確実に送られ、またしてもサヨナラのピンチを迎える事となのだが、この回もしっかりと抑えているのだ。

そして早稲田実の斉藤も、田中以上に本当に凄い投手だと思わされてしまったよ。彼は、9回までは、 一発を打たれるものの強打の駒大苫小牧を3安打に抑え込んでいた事は間違い無い。
だが、10回からは連投の疲れもあってだろうか捉えられるようになっていた感じだった。
そして、11回表には1死満塁の大ピンチを招いてしまった。こうなれば、駒大苫小牧の監督は確実に勝ち越し点を狙ってくる事は間違い無い。
されど、早稲田実のバッテリーは大きく外すような事はせずに、低めのスライダーで迎え撃った。
その時に、駒大苫小牧の選手は思わず空振りをしてしまい、3塁を飛び出していた選手は必死に帰ろうとするが、 一瞬ボールを見失っていた捕手は冷静に見つけ出し、素早くボールを3塁に送り3塁ランナーをタッチアウトとした。
その後、スクイズを失敗した選手にヒットを放たれ、また満塁のピンチを向えたのだが、次のバッターをライトフライに抑えてこのピンチを逃げ切った。

そして、14回には先頭打者に打たれ、確実に送られて、また負け越しのピンチを迎える事となる。この時からだったろうか、 彼が本当に凄いと思える様になったのは。
彼は、今日の試合ですでに4連投をしている投手なのだ。肩や肘への疲労もかなり堪っている筈。
故に、初回から目一杯の投球をしていたのではないかと思っていたのだが、何という事か、この終盤になって140キロ台のストレートがポンポンと出るようになって来ていたのだ。 ましてや、スライダーのキレも抜群だ。
思わず、彼は14回頃まで押さえ気味に投げていたのではなかったのか、とまでも思わされてしまった。
特に、15回になればMAX147のストレートが出ていたのだ。 思わず、彼はどれだけの能力を持っているのだろうとも思わされてしまったが。

結局、試合は延長15回でも1-1と決着が着かずに、明日再試合となった。決勝で決着が着かずに再試合となるのは、 37年前の昭和44年の松山商−三沢戦以来となる。この当時は延長18回だったが。再試合では、松山商が勝っている筈だ。
明日の再試合は、今日と同じ投手戦となるかもしれないし、斉藤は4連投、田中は先発かリリーフか分からないが、3連投となる事から、 もしかしたらその影響が出るかも知れない。
よって、試合展開もどの様になるかなんて事も全く分からないし、どちらが勝つかなんて事も全く分からない。
ただ、明日もいい試合を見せてくれる事は間違い無いと思うが。

2006年8月21日(月)くもり時々晴れ
レバーを求めて・・・

前回、店長のとこへ行った時に、いつでもいいから持って来てほしいと頼まれていた物がある。 自転車のチューブとタイヤレバーだ。
店長は外出する時などには、自転車をよく使われているみたいだが、 それのチューブを自分で交換しようと思われているみたいだったが。

だが、僕が任されている店には余分なタイヤレバーは無く、店長から言われた時には店から持っていく事は出来ませんと言っていたと思うが、 その時に、店長はもう一つの店というか店長にとっては本店になるかと思うのだが、そこに行けばあるので行ってもらいたいと言われていたのだ。

恥かしい事だが、この事を言われてからもう1週間以上も過ぎている。にも関わらず、これまで全く行動をしていなかったのだ。
幾らなんでも、もう今日中にはレバーを受け取って来なければならないなと思い、午前中に近くのバイク屋の方へ行ってみれば、 意外な事にシャッターが閉じたままとなっていたのだ。

いつもなら開いている筈の時間だったので、思わずどうなっているんだろうと思わされてしまう。
だが、 彼が平日に突然に休業とする事は無いだろうと思いつつ、改めて12時台に向ってみると、数台のバイクが店の前に置かれていて、 今度は間違い無くシャッターは開いているなと思ったのだが、何という事か、店の前に着いてみれば彼はどこかに行ってしまっていた。 思わず、参ったなと思ってしまっていたが。

その後は仕事だけでは無く、今日も高校野球の決勝に夢中になってしまっていたよ。
といっても、昨日の様に、 じっくりとテレビ観戦するなんて事は出来る訳は無かったけど。ただ、店のテレビで仕事を無視して観戦だけに夢中になるなんて不可能な訳で、 昨日の段階で仕方ないなと思っていたけど。

だが、途切れ途切れの観戦ではあったけど、それでも本当に今日も素晴らしい試合を見せてくれたのではないかと思う。
早稲田実の選手達も、駒大苫小牧の選手達も本当に素晴らしいプレーをしていたのではないかと思うし、2日連続でそんな素晴らしい試合を見せてくれた彼等に、 本当に感謝したいと思うよ。

テレビ観戦を終えると、また改めてバイク屋に行ったのだが、彼はやっと居てくれていて、すぐにタイヤレバーを受け取って店に戻ったけど。
そして、このレバーとチューブは早く店長のとこへ持って行かなければいけないなと思っている。

2006年8月22日(火)晴れ一時
判断を誤る

今日は、午後に突然ににわか雨があったのだが、これには何だか参ったなといった感じだった。
店長には、 タイヤレバーとチューブ以外にも金融関係の処理も任されていて、午後3時過ぎに行こうかなと思った時に、 店の外にいた方に突然に「雨や」と言われてしまう。

あれ、と思いつつ外を見てみると、確かに雨が降り出していた。だが、この時は小雨とまではいかないが、 標準的な勢いで降っている感じだったので、行く場所も遠くは無いし、余り気にする事も無いだろうと思いつつ、 サイズは小さいのだが店の傘を使って出掛ける。

ところがだ、出掛けてからほんの少し経った頃から、雨の勢いはどんどんと増してゆき、 あっという間に豪雨とまで思わせる程の勢いで降る感じになっていた。
だが、所詮はにわか雨、そんなに長く降る訳は無いだろうと思いながら、とある機関に辿り着く。
そして、 ここでの処理を終えて出る手前には、勝手にもうかなりの小雨になっているのではないかなどと思っていたのだが、 外に出てみるとまだ勢いよく降っているではないか。
更に、店に向っている間には、何という事かまたどんどんと勢いを増していくのだ。 思わず、途中でとある商店街に入り込んで、アーケードの下で少々雨宿りをしてしまったが。

それから何分経ってからだったろうか、ハッキリした時間は分からないけれど、何だか小雨になって来てくれたかなと思わせてきたので、 また自転車に乗って一気に店に戻っていったが。

そして、店の傘はかなり小さいサイズだと思っていたので、走っている時にも雨が体に当ってくる事を感じていた事もあり、 きっとあちこちが濡れているんだろうなと思っていたのだが。
まず、シャツは意外と濡れてはいなかったが、ズボンは太股の部分まで前面の部分がびしょ濡れになっていたよ。更に、 バッグに入れていた財布や、大事なメモ用紙などもかなり濡れているではないか。

店を出る前には、何だか気負った気持ちになっていた事も確かだけど、やはり簡単に気負ったりするのでは無く、雨の状況などをもっと冷静に見て、 適切に判断すべきだったなと思わされてしまった。
今日、強引に出掛けたのは、間違い無く判断ミスだったよ。今日の予定では、金融関係の処理を済ませば店長のとこへ持っていく予定でもあったのだが、 これは明日にしてもいいだろうと思い、中止したが。

また、その後には少々しつこく降っていた感じはあったが、何とか完全に雨は止んでくれて、帰りの時には、 正直助かったとも思わされてしまっていたが。

2006年8月23日(水)晴れ
思わぬ忘れ物

昨日、突然に降り出しやがって、豪い目に合わせてくれていたにわか雨だが、その影響が今日になっても出ていたよ。
今日は、午後に予定通りに店長より預かっていた物を返す為に、店を出た。 そして、この時には、途中でとある金融機関に寄って、店長より指示されていた金額を預金するつもりでいた。

だが、今日の午後になって気づいたのだが、昨日のにわか雨の時に出掛けた時には、 店長から預かっていた物は全てビニール袋に入れていて、絶対に影響は無いだろうと決め付けていたのだが、 何という事か、午後に出掛ける手前にビニール袋から紙幣などを出してみれば、驚いた事に結構濡れた状態となっていたのだ。
思わず、この状態の紙幣でATMは反応してくれるかな、などと思ったりしてしまったが、途中に寄った金融機関のATMは、 やはり反応してくれなかった。
この時には、当然ある程度乾かさなければならないだろうなと思ったのだが、その時に思わず閃いたのが、 この時にはまだ日差しも良かった事から紙幣などを入れているビニール袋を自転車の籠に入れたらどうだろうという事だ。

といって、そのような事をした場合には、引ったくりに会う可能性もあるので、 かなりの警戒心を持たなければならないなと思いつつ、思いきって実行した。
そして改めてATMを利用すれば、 今度はスムースに受け入れてくれて何だかホッとしていたが。

そして、店長のとこへ行って預かっていて物を渡している時に、店長から店の近くの本屋から預かっている物は無かったかと問われたのだが、 思わず焦ってしまった。
店を出る前には、バイク屋から預かっていた店長宛の郵便物と共に本屋さんから預かっていた物を一緒に持って行かなければならないと、 しっかりと用意していたのに、何という事か行く時になった時には、忘れてしまっていたのだ。
正直恥かしかった。

店長は持って来るのは何時でもいいと言ってくれていたけれど、本音は早く受け取りたいと言う気持ちではなかったろうか。
その様に思うと、やはり今日中に持って行かなければならないと思うようになってしまう。
だが、午後5時前だったろうか、 にわか雨と言うべきか夕立と言うべきか分からないけれど、今日も雨が降り出したのだ。すぐに止むかなと思ったら、逆に勢いが良くなっていくではないか。
思わず、今日が休日の兄弟に携帯で連絡して傘を持って来てもらってしまった。また、最初夕立などと思っていた雨は、その後も長々と降り続いているよ

その後は、店長のとこへ向い、昼間に渡す事を怠ってしまった郵便物と預かり物を渡させて頂いたが。
その時に、 店長がぶどうを食べないかと突然に問われるので、素直に食べますと答えてしまったのだが。
この時には分けてもらえるのは、 何個かの玉かと思ったりしていたが、何と、店長は一つのぶどうをまとめて譲ってくれたのだ。
思わず、良いんですかなどと問うてしまったが。そして、 そのぶどうはまだ食べてはいないが、後から有り難く頂くつもりだ。

2006年8月24日(木)晴れくもり
ちょっとした拘り

今朝、ちょっとした買い物をする為に自転車で出掛けたのだが、この時に「あれ?」と思わされる事に気づく。
先週の土曜日に、店でブレーキゴムを交換してしっかりと調整もしている筈なのに、何故だか前ブレーキがかなり甘くなっていたのだ。
買い物から帰ると、すぐに部屋に置いてある工具で改めて調整をして、店に出掛けたのだが、この時にも何だかブレーキの遊びと共に効き具合までも気になって性がなかった。
そして、走っている時に何気なくブレーキを見た時に、ハンドルに繋いでいるレバーのカバーの部分に裂けそうになっている部分があったのだ。

今の自転車に乗っているのは、5年位前からだったろうか。当時としては珍しかったのではないかと思うが、 ブレーキレバーのスタイルが軽快車に使われている一般的な物では無く、マウンテンなどに使われるVブレーキに似た物だった。
乗り始めた頃から、このスタイルが結構気に入っていたものだから、交換しなければなら無いなと思った時に、一般的な物にしてもいいかなと思いつつ、 やっぱりまずは同じ物を探して見ようと思ってしまう。

また、寂しい事に今日は店が完全に暇な状態だったものだから、午前中から過去に購入した店などに行って探して見るが、 どこにも同じ物は置いていはい。
特に、自転車を購入した自転車店はブレーキレバーも置いて無くて、何だかガッカリさせられてしまっていたけど。
だけど、ホームセンターも見て回るとデザインは異なっているけれど、同じスタイルのブレーキレバーが置いてあるではないか。

この時には、何時までもの同じ物に拘らなくてもいいのではないか。一般的な物を選択すれば、 間違い無く問屋から仕入値で購入する事が出来るではないか、などとも思ってしまう。
なもんだから、探しに出掛けた時には拘る気持ちを幾らか持ってはいたけれど、馬鹿みたいにそんな気持ちを持っている必要は無い。 絶対に拘るのは止めようと思ったのだが。
しかし、何と言ったらいいのか分からないが、 詰まらん見栄でもあったのだろうか。結局、問屋で購入する事を選択せずに、ホームセンターで購入してしまった。

そして店に戻ると、すぐに自分の自転車の修理を行った。やり終えて、改めて自転車を見てみた時に、 何だか馬鹿になってても良かったかな、とも思ってしまっていた。

そして、今日は本当に暇な1日で、自転車の修理作業は自分の物だけとなってしまった。小さい店という事もあってか、 時々こういう日もあるよ。
だけど、こんな日が来ると、やっぱり辛く感じさせるね。

2006年8月25日(金)晴れ一時
珍しい故障

先週、リアのVブレーキの調整をさせて頂いた方だったと思うが、今日はパンクしたと言う事で、 午後にマウンテンを持って来られた。
パンク状態となっていたのは前のタイヤだったが、またいつも通りに口金や虫ゴムのチェックを行ってみれば、 パンクしている事は間違い無いなと確信を持つ事となり、修理をさせて頂く事となる。

お客さんは、10分程もすれば戻ってくると言われて、一旦店を離れられたのだが、 当然お客さんが側にいるいないに関係無く、いつも通りの修理を始める。
そして、取り出したチューブに水調べをする為に空気を入れた時に、思わず唖然とさせられてしまった。 何という事か、あっという間に空気が抜けてしまい、全く空気が堪らなくなっていたのだ。

どうなってるんだと思いつつ、チューブをチェックしてみれば、意外にも大きく裂けている部分があるではないか。
この場合、タイヤが関連している可能性が非常に高く、すぐにタイヤのチェックを行った。
だが、 持って来られた時に最初に見た時にも感じた事だったが、タイヤは新しい状態だ。それでも、どこかに穴が空いている部分が無いか、 或いは裂けている部分が無いかをしっかりとチェックしたのだが、どこにも見つからない。
この時には、 何だか途方に暮れたといった気分となってしまう。
タイヤの関連無しに、チューブが裂けるといった事は非常に考えにくい事なのだから。

その後戻って来られたお客さんには、すぐにチューブを見せて説明させて頂いた。するとお客さんからは、 リアタイヤだったみたいだが、過去にも同じ事があったらしいのだ。この時にも思わず驚かされてしまったが。
また、チューブは当然交換しなければならない状態だった。
強引にと言うか無理矢理にパッチを貼ったとしても、 間違い無くあっという間にパッチが裂けてしまうからだ。
そして、お客さんから自転車を預かりチューブ交換をさせて頂いたが。

そして、この時に、もしもタイヤのリムがちゃんと入って無くて、チューブがはみ出してしまっていた場合にも、チューブが裂ける可能性があると思い、 改めて交換する前のチューブをチェックしてみれば、裂けている場所は側面では無くリムバンドに接している部分だった。
はみ出して裂ける場合には、側面としか考えられないのだから、その可能性も消える。結果、 チューブが裂けた原因は全く分からなくなってしまった。
思わず同業者などにも、この原因について問うてしまったが、やはりタイヤの関連無しに裂けるなんて、その原因は分からないという。

時には、中々原因が理解出来ない故障と出くわす事もあるのだが、今回の様に全く原因が掴めないなんて、殆ど滅多に無かったのではないかと思うが、 今回は本当に珍しい故障だったと思わされたよ。
と同時に、その原因が掴み切れなかった事が、本当に悔しくもあったが。

2006年8月28日(月)くもり時々晴れ
何だか悔しい気持ち

私的な用事で店を出ていた時に、とある機関の方が店に来ていたみたいで、機関の所有する自転車の中の1台に何やらトラブルがあったらしく、 点検が求められていた。

その事を知ると、すぐにとある機関の自転車置場へ行き、求められた1台を一応チェックしてみたのだが、 この時にはどこにトラブルがあったのか判らなかった。だが、自転車のキーを受け取りに行ってみれば、機関の方が説明してくださったのだが、 乗っている時にガタガタするとの事だった。
近くにいた警備の方が、スポークに原因があるのではと言ってくださったが、これには何とも言え無かった。

改めて自転車のとこへ向かっている時には、ガタガタとは音の発生ではないかとも思い、 もしかしたらハブやハンガーにトラブルがあったのかなとも思ったりしていたが。
だが、自転車を店に持って行こうと、自転車のスタンドを上げた時に、あっという間に原因が分かったよ。
何という事か、タイヤが完全なパンク状態となっていたのだ。この状態となると、乗っている時には確かに不安定な状態となる筈だから。

店には押して持って行くと、すぐに口金、虫ゴムそしてチューブのチェックを行った。
口金には緩みがあったが、 それ程抜けるとも思えず、虫ゴムにも一応傷みがあったのだが、これも絶対的な物では無いと判断する。そして、 チューブの水調べをしつこく行ったのだが、結局穴はどこにも見つからなかった。
となると、今回の完全なパンク状態は虫ゴムに一番の原因があったのかなと思い、交換したが。

ただ、今回の事では何だか納得出来ない部分があった。口金の緩みだ。
とある機関の自転車は定期的に点検をさせて頂いているのだが、 その時には口金なども必ずチェックし、締めている。
そして、今回点検を依頼された自転車は、先月定期的な点検をさせて頂いたばかりの物だったのだ。 にも関わらず、何故口金に緩みが出てしまったのだろうかと思わされてしまったのだが。

そして、点検というか修繕を終えた後は、試乗をして当然だがガタガタなどといった不安定も音も発生しない事を確認して、 機関の自転車置場に持って行ったけど。
しかし、どうしてあの様な完全なパンク状態となっていたのか、何だか納得出来ないと言うか、定期的な点検をさせて頂いている者としては、 何だか悔しい気持ちにもなってたりしてたけど。

2006年8月29日(火)晴れくもり
辛い気持ち

先週の金曜日の午後だったかと思うが、1人のお客さんが自転車のパンク修理に来られた。
パンクしていたのは前のタイヤで、 調べてみれば、1ヶ所だけだったがチューブに穴は開いていて、しっかりとパッチを貼り、改めて他の部分に穴が開いていない事を確認して、 チューブをタイヤに戻し、修理を終えている。また、パッチを貼る手前に、タイヤに何かが刺さっていないかを調べているのだが、 この時には針金のような物が刺さっていた。
そして、受け取りにこられた時に、差さっていた物もお見せして、 説明を行いお客さんには御返ししていたのだが。

今朝、店に入ると、何故だかこのお客さんから自転車が持って来られていた。
何なんだろうと思いきや、 何時からなのかは分らないけれど、朝になると空気の量が半分に減少しているらしく、また見てもらいたいとの事だった。

どうなっているんだろうと思いつつ、すぐにチューブを取り出して徹底的に水調べを行う。だが、先週、 僕が貼ったパッチは勿論だが完璧な状態でしっかりと貼られているし、他の部分からも、どの程度の穴も一切見つからなかった。

次に、虫ゴムに幾らか傷みがあったので、虫ゴムのチェックもしっかりと行うが、ここからも空気は抜けはしない。更に、 口金を緩めた状態ではどうかとも思い、改めてチェックしてみれば、これでも空気が抜けるという事は一切無かったのだ。
ハッキリと言い切る事が出来るが、チューブ及びその他の部分から、自然と空気が抜けていたという事は全く考えられない。 空気が必然と抜ける要因が、一切見つからないのだから。
この事は、お客さんにもちゃんと説明させて頂いた。要するに空気が抜けていたとすれば、チューブや虫ゴムに何らかの要因がなければならないのだが、 一切無いのだ。
となれば、空気の抜けた要因としては、人為的行為としか考える事が出来ない。
お客さんは、その面に関しては無いだろうと否定されていたが。

今回、この自転車の依頼を受けた段階で、何だかプライドを傷つけられた気持ちになっていた。
そして、 チューブとその他をしつこくチェックした結果、トラブルは何も無く空気が勝手に必然と抜けて行く要因は何一つ見つからなかったのだ。
この時には、何だか屈辱までも感じるようになっていたのだが。完璧に修理をしているのに、何故半分も抜けると言って持って来られるのだろうかと。

どの自転車店で修理作業を行っている者も同じ気持ちではないかと思うが、パンク修理を受けた時には、当然、 完全なパンク修理を行う様に心掛けている筈だ。
故に、穴の探し方、チューブの削り方、そしてパッチの貼り方、 更にはチューブの傷みからパンクしていると判断できたとしても、一応タイヤに何か刺さっている物があるか否かのチェックも行っているのではないか。
そして、其々にしっかりとした神経を使い、且つ、其々の作業もしっかりと行っている筈だ。特にパッチの貼り方は、 ちゃんとした作業を行わないと、完璧に貼り付いてはくれないのだから。
故に、僕もパンク修理をした後に、空気がまた抜けると言って持って来られた事などは、過去には一度も無い。

先にも書いてしまったが、受取に来られたお客さんには、チェックの結果を話し、空気の抜ける要因は一切見つからなかったし、 タイヤその物から勝手に空気が抜けるなんて事は有り得ないと、ハッキリと説明させて頂いたが。
当然、依頼に関する説明以外は何も言う事はしてい無い。また、今回は料金も頂いてはいない。

だけど、今回の依頼に関しては、僕にとってはやはり屈辱的であり、侮辱を受けた感じさえも感じさせられてしまった。
勿論、お客さん自身にはその様な気持ちは一切無かったのだろうけど。また、作業をしている時や説明をしている時など、正直辛かったよ。

2006年8月30日(水)くもり一時
複雑な気持ち

かなり小さな店なので仕方の無い事でもあるのだが、今日の店は暇で、仕事として何もやる事が無く、 虚しい気持ちにもなってしまった。
午前中は、曇り空でもしかしたら修理などを求められる方が来られるかもしれないと思いつつ、 店の中でただじっとして居たのだが、この時も結構辛く感じさせられる物だ。

午後となると、雨が降り出してくる。この様な天候となってくると、自転車を利用する方もかなり減るだろうし、 修理などを依頼に来られる方もいないだろうと決め込むようになり、ちょっと店を出てしまった。
何もする事無く、ただ店の中でじっとして居るだけなんて、僕の体には絶対にメリットがあるとは思えないからだ。
ちょっとした持病を持っているのだが、これを何とか克服したいと思うなら、何もせずにただじっとして居るのでは無く、 ある程度の運動はしっかりと行う事によって、少しでも体力を強化する事も大事だけど、心肺機能なども強化した方がいいのではと思われているから。
この事などを思うと、ただ店の中で、何もせずにじっとして居るなんて事は出来ないよ。

最初は目的地も決めずに、適当に走っていたのだが、今月の中頃に近くの自転車店のおんちゃんに、 「一宮に問屋があった」と言われていた事を思い出し、何だか一宮へと向い始めてしまった。
一宮は高知市の東北部の位置にあるかと思うのだが。また一宮には、バス会社があるのだが、そのバス会社が見えて来て、 着いたなと思った時に何だか興奮気味となっていたろうか。
この一宮は、過去に香川などへツーリングに出掛けた時などに何度かバイクで通った事はあったのだが、 自転車で行ったのは初めてだったのだから。

で、おんちゃんの言っていた問屋を探してみたが、見つからない。ただ、 現在の問屋は僕の知っている3軒だけとも言われているのだから、見つからなかったのは仕方の無かった事だったのかもしれないが。
また、帰りには、現在大きく変化しようとしている高知駅などにも久しぶりに寄ったりしてしまったが。

そして、今回の行為を偶にはこの様に仕事を全く無視して、気まぐれのサイクリングに出るのも悪くはないのかなと思ったりもしていたが。 だけど、そんな事を思う自分がちょっとみっともないかなと思ったりもしてしまったが。
だが、自分の体の事を考えれば、やはりある程度こういった行為をする事も仕方の無いのではないか、とも思えてしまうのだが。
何だか、複雑な気持ちだよ。

2006年8月31日(木)くもり
行って良かったと思う

今日も、昨日と同じく午後から雨が降り始め、それからは降ったり止んだりの繰り返しとなっているのだが、 今日も自分勝手な思いから、午後に店から出掛けてしまった。
ただ、昨日とは異なり、目的地はしっかりと決めていた。僕が10代の時に2台目のバイクである、RZ125Sを購入し、 それから今のバイクまで長く世話になっているバイク屋だ。

現在所有のバイクは、2年前の秋に心臓を痛めて入院している間に、何故だかバッテリーが上がってしまっていて、 エンジンが掛からなくなってしまっていた。
その時のショックは大きかったが、まだ退院したばかりという事もあり、それからは体調を重視して、 焦らずに乗らずにいたのだが、最近になってバイクへの思いが高まってきている。
といっても、持病と膝などの状態もあり、乗るまでにはもう少し待たなければとは思っているが。
だが、今年の秋中には乗りたい、 といった気持ちが強まっている事は確か。

で、当然の事だが、今所有のバイクを修理して乗る事をメインと考えているのだが、 出来るなら昔乗っていた2ストのNSRや同じタイプのTZR、或いはΓ(ガンマ)なんかにも、もう一度乗りたいなといった思いも強まっていたのだ。
この思いがあって、今日は昔から世話になっていたバイク屋に思わず向ってしまった。

だが、昔は必ず何台か置いていたと思うのだが、残念な事に2ストのバイクは一台も置かれてはいなかった。何だか、 今は2ストのバイクは好まれなくなっているのかな、などとも思ってしまったが。
だけど、行って良かったなと言うか、本当に嬉しい事もあった。修理作業を行っている印象深い方で、昔、 何度か世話になった事のあるおんちゃんと再会する事が出来たのだから。そして、少しの時間だがおんちゃんの作業を近くで見させてもらって、 軽く会話もして頂いたりもしていたが。
おんちゃんとは、もう何年も会っていなかったのだが、 何だか僕の事を覚えてくれていて、本当に何とも言えない嬉しい気持ちだった。

また、店の方には今日はお客さんは来てくれた。その中の1人の方は、近くの自転車店に良く通っていたみたいだけど、 何だか不満を持っていたみたいだ。
その事もあって、何かの序でといった感じもあったけど、今日は僕のところへ来て下さっていたのだろうか、などと思ったが。
ただ、この方から受けた依頼は、ただサドルの角度を少し変化させるだけの事。料金はもらえなかったけど。

ただ、この方は良く店の近くにある店に弁当を買いに来ているみたいで、今日もその序でに店に寄られていたのではないかとも思ったが。
そのせいか、 今日は、稲荷寿司があれば買って来てく上げると言ってくださった。と同時に、今日無ければ、また別の日に買って来るとも言われていたが。

お客さんからこの言葉を受けた時は、正直嬉しく思ってた。だけど、お客さんには失礼だけど、余り真剣には聞いてはいなかったのだ。
お客さんは、気分的に発した言葉だったのかなといったイメージがすぐに浮かんだから。だけど、あの様な事を言ってもらえるだけで、 何だか嬉しく感じていた事は確かだったけど。


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