気まぐれ日記


毎日綴る時もあれば、かなり間があくこともあるのではないかと思いますが、僕の一日の中で(楽しい事や色々な事があると思うけど)
ちょっとした事を、僕なりに綴っていってみようかなと思ってます。


2004年6月1日(火)晴れ時々くもり
チューブ

時として、思い掛けない事が突然に起こる物である。いきなり何かが爆発するかのような強烈な音が発生して、何だろうと思ってたら、預かってたお客さんの自転車のチューブが破裂していたのだから。

このお客さんから自転車を預かったのは午前中の事だった。空気を入れた後、すぐにパンクしたらしい。タイヤを見てみれば、一部がリムから外れていて、チューブが出ていた。
もしかしてと思いつつチューブをチェックしてみると、やはり裂けていた。お客さんは、空気を入れ過ぎていたのだろうかと言っていたが、入れた直後にチューブが裂けるとすれば、空気にを入れた時にタイヤが外れたいたと思う。と説明しておいたが。
そして、お客さんは午後に受け取りに来るという事で預かった。

チューブ交換を終えて、3時間余りの頃。仕事では何もする事が無くて、店の中で読書をしている時だった。
突然に、何かが爆発するかのような強烈な音が響いたのだ。
一瞬預かっている自転車のタイヤが破裂したのかなと思い、慌てて外に置いている自転車を見てみるが、前後と大丈夫の様に見えた。

じゃあ、あの音は何だったんだと、店の周囲を見るが、どこもトラブルが起こってる感じはない。
改めて自転車を見てみると、何と言う事か、後のタイヤがリムから大きく外れていた。チューブを見てみれば、大きく裂けていた。すぐにこの事をお客さんに伝え、後ろのチューブも交換する事になったが。

お客さんも言っていたが、これは空気の入れ過ぎが原因であった事は間違いないと思う。
作業を終えた後に、前のチューブを交換した時に後ろのタイヤの空気の入れ具合もチェックしておくべきではなかったろうか。そんな事を思わされてしまった。
それをしておけば、後ろのチューブは裂ける事は無かった筈だから。


2004年6月2日(水)晴れくもり
信じられない事件

昨日の夕方、店の中に流れるFMラジオのニュースから、佐世保の事件が伝えられていた。
集中して聴いていなかったせいもあってか、女の子が被害にあっている事はわかったが、どのような事件なのかは理解できていなかった。

そして、昨日部屋に戻ってから最初に観た全国ニュースは「NEWS23」だった。この時に、加害者が誰であるのか知った事になるが、まるでキツネに摘まれた感じだった。まさか、同じ小学生が加害者となっていたなんて。

自分が子供の頃にも、勿論友達とは喧嘩をした事はある。殴り合いをした事もあれば、酷い悪口を言いあった事もあった筈だ。それは何日か尾を引いてしまった事もあったのかもしれない。
だが、自分達の頃には、どれだけ大きな嫌悪を抱いたとしても、決して殺意を意識した事はなかったし、友達も無かった筈だ。必ず元通りとなっていたのだから。

だから昨日の事を知った時、信じられなかった。嘘だろうと思いたかった。
だが、今日知ったとこでは、自分のホームページの掲示板に悪口を書かれた事が動機となっているみたいであり、今回の事件は計画的であった事は間違いなさそうだ。
しかも、被害者の子にはかなり深い傷もあったという。

加害者の子は、どこまで計画を練って行動したのだろうか。もしかすると14歳以下だと刑事責任を負わない、そんな事も意識していたのうだろうかと、ふざけた事も考えてしまう。

どうして、今回はこのような信じ難い、いや、小学生が起こすだろうとは、とても考えられなかったこの事件。どのように考えればいいのか分からない。

2004年6月3日(木)晴れ
肩の痛み

昨日の朝の事である。何気なくちょっと横を向いた時に、どうして起こってくれたのか分からないが、突然に首に痛みが起こる。
しもうた、また首を痛めてしもうたかと思ったが、その痛みは右肩へと移っていく。仕事に出る手前だったし、痛みに酷くなられては堪らないと、首と肩にアンメルツを塗り捲って出掛けて行ったが。

痛みが酷くなる事は無かったが、肩を意識しつつの作業を終えて部屋に戻ると、またアンメルツを塗り捲り、入浴の時にはいつもと違って首まで湯につかり、少々のぼせてもいいやと思いつつ、いつもより長くつかり、風呂上りにはまた塗り捲り、寝る前にも同じ事を繰り返す。

過去にも何度か首を痛めて、完治するまでに何日も掛かってくれた事が何度もある。その時の共通として、のんびり対処していただろうかといった感じがある。
今回の肩の痛みは、長引かせたくは無いと思い、昨日の朝から早く直そうと思いつつ塗り捲ったのだが。

しかし、どれだけ足掻こうとも、肩の痛みは簡単には治りきってくれる物では無いものだ。だが、昨日に比べると痛みはかなり引いている事は確か。全く無駄な抵抗ではなかったなと思っているが。

そう思いつつ、今日も仕事から帰ると早速塗り捲っている。本当に早く治ってほしいから。

2004年6月4日(金)晴れ
スタンドに唖然

とある大手スーパーより、いま乗っている自転車を購入したのは3月末だったろうか。
それからこれまでの間にハンガーにガタが出て来て調整したり、ベアリングを交換したり、最近ではどうして起こったのか全く理解できないのだが、後ブレーキをフレームに固定するボルトが緩んでいて、慌てて締めたりもしていた。

そして最近では、またハンガーから異音が出るようになっていて、近い内にまたハンガーのオーバーホールをしなくてはいけないなと思っていたのだが、今日、全く予想外な事が起こったのだ。
何という事か、サイドスタンドが壊れたのだから。

昼過ぎの事、店の外でガタッと何かが倒れる音がした。
何打か一瞬気になったが、この時には外に預かった自転車は置いてなかったし、缶ジュースを配送する車が止まっていたし、気にする事の無いかと見に行かなかったのだが。
だが、その後に出掛けようと外に出ると、サイドスタンドの折れた自分の自転車が壁に掛けられるように置かれていた。

購入してまだ2ヶ月余りである。この程度の期間でスタンドが折れるなんて聞いた事が無い。ただただ唖然とさせられる。
すぐに近くの問屋から購入して、交換したけど。

また、今日は午前中から嫌な事というか、辛い事ばかりと出くわしてしまった。思わず今日は最悪の日だなと思ったりもしたが。
だが、よくよく考えればその辛い思いをさせられている時、常に救ってくれている人が居たような気がしないでもない。
そのおかげで、正直助かったと思える時もあったのだから。

辛い事があるからといって、その事ばかりを一方的に受け入れる事などすべきではないなと、思ったりもする。


2004年6月6日(日)くもり時々
梅雨の天気

梅雨に入ってから、これまで余り雨が降る事は無く、もしかすると今年は空梅雨となってしまうのかと思ったりもしたが、今日からは梅雨本来の天気となっていくのだろうか。

今朝で掛けた時には、ちょっと晴れ間を見えていて、予報に反して今日も降らないのだろうかと思ったりしていたが。
だが、10時過ぎだったろうか、雨は突然に降り出した。最初は、激しい降りだったが、1時間位で止んだろうか。

その後に筆山に出掛けた時には、またいつ降り出すか分からないと思い、傘を持って出掛けて行ったけど、全く降らなくてこれはラッキーだったと思う。

また、夕方前から雨は降り出すが、この日記を書いている今は、雨音は聞こえてこないし、止んでいるのかもしれないが。

そしてこのジメジメとした天気。これから多くなっていくのだろうか。


2004年6月7日(月)くもり
悩まされた修理

午後にブレーキワイヤーの交換の依頼があった。見てみれば、かなり使い込んでいる自転車だなというのが分かる。
ワイヤーは今日切れたのか、昨日切れていたのか分からないが、手間の掛かる作業ではない。
預かると、さっさと片付けようと、すぐに作業を始めるが、意外にもかなり手間を掛けさせられてしまった。

ワイヤーの交換の作業は、勿論簡単に片付いたのだが、その後のブレーキの調整が思うように出来なかったのだ。
最初は、締めが甘いのだろうと調整を繰り返すのだが、どこまで締めてもブレーキは全く効かないままだったのだ。一体どうなっているのだろうと、悩まされてしまう。

だが、ちょっとした事からその原因が分かった。何という事か、ワイヤーが切れた時に同時に無くなっていたのだろうかとも思ったりするが、ブレーキバンドの位置を固定する軸の部分が無くなっていた。
その影響から、ブレーキを掛けた時にブレーキバンドは引っ張られてしまい、ブレーキが効かない状態となっていたのだろう。

すぐにブレーキバンドを元の位置に戻し、軸となる物を通して固定したが。しかし、今回のような故障の起こったという事を聞いた事も無ければ、扱うのは始めてで、何が原因でこのような故障が起こってしまっていたのか、感心を持たされてしまったが。
と同時にお客さんはこの事に気づいていたのだろうか。このブレーキに関しては、預かってる時に勝手にやった事からサービスで行った事となるので何も聞かないが、その原因については興味を持ってしまっていた。

固定した後に、改めて調整をすれば、当然ブレーキはしっかりと効く様になった。

2004年6月8日(火)くもり
珍しい

昨日の午後の事だったが、パンクしていると自転車を持って来られた方がいた。自転車を見てみると、確かに後ろのタイヤがペッチャンコ。

持ってこられた方の言う通りなのかなと思いつつ、いつも通り口金をチェックしてみると、珍しいがかなり緩んだ状態だった。
となれば、パンクと言うよりも口金の緩みから空気が抜けた可能性が高く、その説明をして、空気を入れるだけにしておいたのだが。

しかし、このような事はかなり珍しく、パンクしていると持って来られた場合、その時の原因は言われる通りパンクしている事がほとんどで、たまに虫ゴムに原因が見つかる事もある。
だから、乗っている方に口金が原因となってパンクを思わせているという事は滅多にないのだが。

だが、今日も午後に、非常に珍しいのだが昨日と同じく口金が原因となっている自転車が持ち込まれたのだ。
パンクしていると持って来られた自転車をいつも通りチェックしてみると、何という事か口金はほぼ緩み切った状態となっていたのだ。

2日連続で、口金が原因によるパンク状態の自転車が持って来られたのは始めてで、本当に珍しい事もあるものだなと思わされてしまった。


2004年6月9日(水) 晴れ時々くもり
辛い修理

外に出ている時に、僕の携帯にお客さんから電話が掛かってきた。パンクしているという。後で持っていくので、店に戻れば連絡してほしいと言う事だった。

言われた通りにすると、すぐに来てくださったのだが、よく来て下さってた方なのにその姿を見るまで気がつかなかった事に恥かしくも感じたが、同時に嬉しくも感じていたが。

お客さんはすぐに説明してくださったが、空気を入れている時にチューブが破裂していたらしい。
となると、チューブはもう駄目だろうと思いつつタイヤを見てみると、タイヤにも大きく裂けているとこがあって、両方共交換する事となった。

預かって作業を始めて、タイヤとチューブの交換、チェーンの調整などは順調に行い、その後に後ブレーキを適当なとこで締め、前ブレーキとのレバーの握り具合を調整してみようと、少し動かしつつブレーキを掛けてみる。その時に、もの凄く甲高い音が店の中に響いた。
ブレーキゴムを見てみると、音が出ないように調整されていた。では何が原因なのかと細かくちょっくしてみると、状態の良くないとこがあちこちに何ヶ所もある。
特にワイヤーの滑りが悪くて、ブレーキの動きが鈍い事が気になった。
やらなくてもいい事かもしれないが、気づいてしまうと放って置けないもので、ついつい作業を始めてしまう。勿論全てサービスという事で。

一応軽く押しただけでならブレーキの甲高い音は消えていた。だがブレーキが甘い。何と言う事か後ろよりも、前のブレーキの方が甘いのだ。
となると、ブレーキゴムが原因なのだろうかと思え、見てみると、状態はよくなかった。だが、部品交換まではサービスと言う訳にはいかない。
少しでもブレーキが強く効くようになるようにと作業を進めたが。

勝手な行為とはいえ、預かった自転車を直しきれずに、お客さんにお返しする事は結構辛いものである。

2004年6月10日(木)晴れくもり
見つからなかった雑誌

これまで雑誌というと、バイクやネット、科学やスポーツ、マンガやその他色々と読んできているが、唯一経済誌だけは読んだ事が無かったと思う。
だが、ちょっとした事から「日経ビジネス」という雑誌を読みたいなと思うようになったのだが、中々見つからないものだ。

この経済誌の事を知ったのは、今月初めだったろうか。
とある掲示板に、6月7日発行の雑誌にとある事件に関して注目される記事が載せられているとあって、感心は持つようになり買ってみようかなと思ったのだが、その記事だけで買うのも如何なものかと思い買わなかったのだが。

だが、同じ掲示板に別の方がその記事の部分を書き込んでくれていたのが、それを読んだ時にその雑誌を実際に読んで見たくなった。
最初に書き込みを見た時には、先月末に発行されていたのかなと思っていたのだが、今週だったのだろうかとも思い、買ってみようと思うようになっていた。

今日の午前中に、暇な時に近くの書店に、そして午後には店を出る用事があったので、その序に2件の書店へと向った。
どちらも、かなり知られた書店。どちらかは置いてくれているんじゃないかと思っていたのだが、意外にも置かれていなかったのである。
予定では、この2件によればさっさと店に帰るつもりだったのだが、何だか諦めきれなくて、もう1件だけイオンの中にある大型店へと向ってしまった。

そして今度こそあってくれるだろうと思いつつ、置かれている雑誌から探してみるのだが、何と言う事か、ここにも無かった。
ここでは諦めて、店に戻ってしまったが。

しかし、今回の雑誌の事を知った時には、幾つかの書店を見て回れば、間違い無く必ず買う事が出きるだろうと思ってただけにショックである。

だが、今回回った書店は最後の1件を除いて小さな書店。ちょっと郊外となってしまうが、大型店に行けば何とか有るのではなかろうか。そう思うと、日曜日辺りに行ってみようかと思っているのだが。 


2004年6月11日(金)くもり
台風

昨夜の予報だと、今日は台風が非常に近づいて来そうであり、今日は朝からきっと強い雨が降り風が吹いたりして、仕事行くのも楽じゃないだろうし帰りも同じなんだろうなと思うと同時に、今日は修理の依頼なども無くて暇な1日となってしまうんだろうなと思ってしまっていたのだが、いざ今日を向えてみれば、意外だったかな。

朝出掛ける時には、やはり雨は強めに降っていたのだが、風がそれ程強く吹いていなかった。さすがにズボンやシャツなど雨に濡らされてしまったが、びしょ濡れとまではいかなかったろうか。
ただ、午後になると台風を感じさせてくれる様な激しい雨が降り風も吹いていたのだが、どちらかというと一時的だったろうか。これもまた意外にも、4時前には雨は止んでしまい、夕方の頃には幾らか晴れ間も見えるようになっていたのだから。
それに、全く無いだろうと思ってた修理の依頼も、これまた意外にもあったし。

台風としては拍子抜けな感じがしないでもなかったが、僕としてはラッキーだったかな。

2004年6月13日(日) 晴れ
快晴

今日は昨日とは全く異なり、朝から見事な快晴。
ちょっと外を見てみれば、雲一つ無い見事な青空。体はバテ気味だったし、どこにも出掛ける予定も無かったし、今日は部屋でのんびりしていようかと思っていたのだが、あの青空を見てしまうとじっとしていられなくなってしまうのだろうか。

何だか、突然にバイクに乗りたくなったり、その後には買い物に行こうかと思って、自転車でのんびりと出掛けてしまう。
その帰りには、鏡川の景色を見た時に、またまた突然に写真を撮りに行きたいなと思い始め、部屋に戻るとすぐにカメラを持って出掛けてしまっていた。

その後にもちょこちょこと出掛けてしまったけど。
天気が良くないと、あまり出掛けたいとは思わないものだが、見事なまでの快晴を見せられてしまうと、何だかじっとして居られなくなってしまうものだ。


2004年6月14日(月) 晴れ
珍しい依頼

今日は珍しい依頼がやってきた。自転車の洗車である。
これは滅多に来るものでは無く、今年初めてではなかったかなとも思ったが、記録を見てみれば今年1月にもあって、今日は2回目だった事にちょっと驚いてしまったけど。

預かる前に軽く見た時には、そんなに汚れている様にも見えなかったのだが、洗車用の洗剤を用意して、さあ〜洗おうかと自転車の傍にしゃがんでみると、リムやフレームその他あちこちが結構汚れていて、綺麗にしてやろうじゃないかと思いつつ、順調に作業を進めるが、前のブレーキには梃子摺らされてしまった。

左側は洗剤で簡単に綺麗に出来たのだが、右側となると結構錆がついていて、中々思うように綺麗にはなってくれない。
仕方なく、潤滑油などを使って、何度か磨く。かな錆を落とすことは出来たのだけど、完全に綺麗にする事が出来なかった事が残念か。

また、今日も快晴で、その青空の下で作業をしていたのだが、やはり陽射しはきつく、水を使う作業を終えると、すぐに日陰に移って作業をしてしまったが。

これは昨日知った事だが、先月プロ野球の近鉄とオリックスが合併する事ですでに合意していたらしい。
昨日の午前中に知った時には、まだ進行中という事だったので、それ程気にして否かったのだが、昨夜すでに合意しているという事を知った時には、ただただ唖然とさせられた。

この合併が認められれば、パリーグは5球団となってしまう。ハッキリ行って2球団だけの問題では無くなってくるのだ。パリーグだけではない、セリーグも加えたプロ野球全体の問題となってしまう可能性もある。
早くも色々な展開が予想されているが、これからプロ野球がどの様に動いていくのか、変わってしまうのか、気になって仕方がない。


2004年6月15日(火) 晴れ
悩まされる修理

時には意外な事もあるものだ。パンクしていると思ってチューブを調べたにも関わらず、その穴がどこからも見つからないといった事があったのだから。

パンクしていると自転車を持って来られた時、いつも通り預かる前に預かる前に口金や虫ゴムの状態をチェックして、パンクだなと思える時に、チューブを取り出して水調べをするようにしている。

今日の場合、お客さんはずっといてくれて、お客さんの前で水調べをする事が出来たのだが、何故だかどこからも気泡が出てこない。可笑しいなと思いつつ、更にチューブを膨らませてゆっくりと水調べを繰り返す。
こうすれば、どれだけ小さな穴であっても必ず大きくなり、必ず気泡は出るようになる筈なのに、それでも出ない。
念には念を入れて、更にチューブを膨らませて、更にゆっくりと水調べを繰り返すのだが、やはり気泡は出てこなかったのだ。

ここまでくれば、もうチューブに穴がない事は間違いない。ここで気になったのが、虫ゴムだった。
空気が漏れているとは思えなかったが、少し痛みがあった事は間違い無く、一応別のチューブに取り付けて空気が抜けていたのかどうか確認してみるが、やはり抜けてはいなかった。

となれば、一体どこから空気が抜けていたのか分からない。お客さんに聞いてみても、口金はしっかりと締めていたし、悪戯をされる事も無かったのではないだろうと言っていたから。

時には、悩まされるパンク修理もあるものである。


2004年6月17日(木)くもり一時晴れ
少し焦ったのだが

昨日スクーターのブレーキパッドの交換を依頼されたのだが、いつも通り知り合いのバイク屋へ頼んでみると、部品が無くて、修理は今日になるとの事だった。
この事をお客さんに電話で伝えると、今日の午前中に持って来ると言われたので、知り合いのバイク屋にもその事を伝えていたのだが。

今日の午前中は、少々焦った気持ちとなってしまっていた。持って来てくださると思っていたお客さんが中々来ない。
知り合いのバイク屋は、昨日伝えた時に早くも部品を注文しておくと言ってくれていたし、実際、今朝には届いてたみたい。
もしもの時には、知り合いのバイク屋にはどの様に伝えなければならないのだろうかと、思ったりもしてしまう。

お客さんへの連絡先は勿論知っていた。単に忘れているのだろうかと言うよりも、仕事が忙しくて中々来れないのだろうと思いつつ、連絡する事など無かったのだが、お客さんは1時前に来てくださった。
やはり、何か忙しい用事があったようだった。

預かるとすぐに知り合いのバイク屋へ持っていく。すぐに作業をしてもらったが、パットが磨り減った状態で乗り続けていた事が徒となってしまっていたのだろうか。
ブレーキ板にもトラブルが起こっていて、パットを交換する前に比べると小さくはなっていたのだが、摩擦する音が出るようになっていたのだ。
当然、ブレーキ板の交換をすれば音は完全に消滅するのだろうけど、それを勧める事はしなかった。走ってる時には、気になるような音ではないと思ったから。

料金を払っていただく時に、去年の8月に修理させて頂いた事を話してくれたのだが、非常に喜んでくださっていたみたいで、作業をやったのは自分ではないのだけれど、何だか嬉しく感じていた。

2004年6月18日(金)晴れ時々くもり
気になった風景

ちょっと店を出て、のんびりと帰ってた時の事、ちょっと気になる風景を見つけた。といっても初めて見るものでは無く、これまでに何度も見ているとこなのだが、旅館の通りと勝手に言ってもいいのだろうか。
昔から旅館が何軒も並んでいるとこで、その前には小川が流れ、小さな石橋が幾つか掛かっている。

昔、山村に住んでた頃、高知市に戻った時に泊まった事もある旅館のある通りなのだが。ただ、20年以上も前の事で、その旅館がどれだったのかハッキリと覚えてはいないが。

また、考えてみれば高知市でも宿舎は現在ではホテルが中心となり、旅館はもしかするとあの通りだけになっているのではないかなどといい加減な事を考えてしまった。
だが、店に戻った後に電話帳を開いて見てみると、やはりそう言う事は無かったが、ホテルに比べるとかなり少なくなっている事は間違いないのではないだろうか。

などと話はそれてしまっていたが、これまでそれ程気にもせずに通りすぎていた風景なのに、今日は何だか目に入った石橋が気になってしまい、すぐに自転車を降りる。
石橋を渡ってその風景を少し見てみたが、結構いい。これは撮ってみたいな、とも思った。

また、自転車で帰ってる最中には、撮るんだったらカラーよりもモノクロフィルムがいいだろうなと思ったりもしたが。本当に、いつかは撮りに行ってみたいと思う。


2004年6月19日(土)くもり
悔しい試合

今日は店の用事を終えた後、フジグランへシャツでも買いに行こうかと思っていたのだが、ちょっとした気まぐれからユニクロへ行ってみようかと思い始める。
考えてみれば、ここのとこ衣類と言えば、フジグランかジャスコへ買いに行っていたという事と、今月の中頃に見に行った時に気に入るものが無かった事もあったし、久しぶりに行ってみるもいいかなと思ったりしたのだが。
で、行ってみると、すぐにいいなと思えるものが見つかって、どれにしようかと少々悩んだ結果、1着選んで買ったけど。

先程まで、NHKの巨人−阪神の野球中継を観ていたが、ドラゴンズファンの僕としては非常に残念な結果となってしまい、何だか悔しい。
その前には、勝ってくれると信じつつ応援していたドラゴンズが、3−3で突入した延長10回に、何という事かバッチリ抑えてくれると信じていた、落合が横浜に打ち込まれ6失点もしてしまうという全くの予想外な展開となってしまう。
その裏には、1点を返す反撃を見せてくれていたみたいだが、後の祭である。結局は、無茶苦茶悔しい結果となってしまった。

巨人とのゲーム差も1.5と広がってしまったし。このまま巨人に独走されない為にも、明日はドラゴンズそして阪神も、明日はしっかりと勝たなくてはならないだろうな。
というよりも、本当に勝ってもらいたい。これ以上、巨人に差を広げられたくないから。


2004年6月20日(日)くもり時々
静かな台風

台風の影響からだったと思うが、昨日の昼過ぎから雨は降り始め、昨日はそのまま降り続けていた。
台風が離れていてこの状態である。近づいてくる今日は、きっと朝から雨は激しくなり、風も吹きまくるようになっているんだろうなと昨夜はイメージしていたのだが、分からないものである。

今日は昨夜に勝手にイメージしていた景色は全く無くて、朝から雨は降ったり止んだりの状態。しかも降ってるとしても、それ程激しい雨ではない。
台風は昨日よりも間違いなく、ゆっくりとではあるが近づいてきている筈なのに。

台風の影響が最も出るのは、明日の午前中である事は、ほぼ間違い無く、今日は嵐の前の静かな一時だったのかな、とも思ったりしているが。
ただ、ニュースなどを観ていると、宮崎や鹿児島などでは結構荒れた天気となっているみたいで、高知の明日の天気はどうなるのか、気になってきてはいる。


2004年6月21日(月)晴れ
台風6号

やはり昨日の天気は嵐の前の静かな一時だったのだろうか。今朝目覚めてみると、外から何やら激しい音が響いてくるではないか。荒れ捲ってる感じだった。
窓を開けて見てみると、やはり強風は吹いていたし、雨も激しい。本当に凄い台風が来やがったな、などと思ったりしてしまっていた。

すぐにテレビを点けて、NHKを観てみると、やはり台風情報をやってくれている。驚いた事に、その時にはまだ暴風域には入っていない。にも拘らず、こんな荒れた天気となっている。
となると、台風が高知に上がって来た時にはどうなるの。これだと、仕事にも行けないかもしれないなと思ったりもしていた。
だが、画面に出てくる予報のマークと降水確率がなんだか気に掛かっていた。マークは大雨を示すかのような物だけだったのに、確立は午前中が80で午後には20だけとなっていたのだ。
マークだけを見れば1日中雨となるかと思ったのだが、確立では午後には雨は上がりそうなのだから。どっちになるのだろうと、何だか気になっていたのだが。

また、小・中・高或いは専門学校のほとんどが休校の情報が流れてくるし、交通機関にも大きな影響が出ていたみたい。
バスや電車を使って出勤する人達にもかなり影響あるだろうなと思ったりもしていたのだが、8時手前だったか、市内の映像が流されていたが、人の姿が見えない。天気は荒れ続けている。
この時には、間違い無く午前中は店に入る事は出来ないだろうなと思ってしまっていた。
だが、その予想はあっという間に崩されてしまったが。

9時何分頃だったか分からないが、何だか静かだなと思い、外を見てみると雨は降り続いていたものの、風はもう止んでいた感じ。
どうなってんのと思っていれば、10時手前に分かったのだが、高知市の付近に上陸するんじゃないかと思ってた台風は、東にちょっとずれて室戸市に上陸してたみたい。
という事で、台風の影響は8時から9時頃までがピークだったのだろうか。

10時過ぎにはもう雨は止んでいた。いつもよりは遅くなったが、午前中に店に入った。だが、店には台風の影響はモロに出たのだろうか、予想通り今日の店はずっと暇だったから。

2004年6月22日(火)晴れ
ボーリングの日

店の中に流れるFMから、「今日はボーリングの日」だと聞こえてきた。その言葉が何だか気になり、思わず流れてくるDJの語りに集中してしまっていた。

何かの日といった場合、月日の数字に絡めて決めている事もよくあるのだと思うのがだ、今日の月日を考えると、「ボーリングの日」には当然それは関係無いだろうと思えてしまう。
となれば、どうして今日6月22日が「ボーリングの日」とされたのだろうか、などと考えてしまったが分かる訳は無かったが。

DJも昔はボーリングはよくやっていたと言っていたと思うが、僕も、子供の頃には友達と一緒にボーリング場へ出掛けていた事を覚えている。
この頃は、確かブームとなっていて、それにもつられてよく出掛けていたのだろうかと思うが。

だが、今はボーリングの人気は大きく衰えてしまっているのだろうか。ブームとなってた子供の頃には、いくつかボーリング場が作られていたと思うのだが、今では1つだけとなっている感じである。

僕が通ってたとこでも、今でも建物が残っているのは1つだけ。しかし営業はもう数年前よりされていないみたいだが。
時々その建物の近くを通り、見る事があるのだが、何となく淋しい感じがしてしまう。

話しはガラッと変わるが、今日は珍しいお客さんがやってきた。トンボだ。
何につられて店に入ったのか知らないが、蛍光灯のとこから何やら音が聞こえてくるので、何だろうかと見てみればトンボが蛍光灯に体当たりするかのように飛んでいた。

何バカな事やってんだよと思いつつ、止まったとこを捕まえて、軽く掴んでた羽を離して近くにある緑の豊富なとこへ逃がしてやったけど。
最初は飛ばなくて、あれ、大丈夫かなと思ってしまったが、すぐに元気に飛んでった。


2004年6月23日(水)くもり晴れ
慌てていた

午後の事である。急用があって、店を出た。そして店に戻るほんの手前に携帯が鳴った。誰からだろうと思いつつ出てみると、自転車を預からせて頂いてるお客さんからだった。

それに気づいた時、思わずしまったと感じてしまう。お客さんは出ている間に店に来て、しかも前でまってくれているのだろうなと思いつつ、焦った気持ちとなる。
お客さんからは、用事があって行かなければならないなどと聞こえる。いつもなら、携帯に受けた時には必ず止まって応対をしているのだが、今回は早く戻りたいという思いから、自転車に乗ったまま応対してしまう。
そして、1分も掛からずに店に帰り着いたのだが、その時にはお客さんの姿は無かった。

店に戻った時にもお客さんからの電話は続いていたのだが、電話を切った後に、もしかすると電話を掛けてきた時にはすでに見せの前を離れていたのだろうかとも思ったりしてしまう。
だとしたら、すでに用事に向っていて支払は明日にしてもいいのかの確認を取る為だったのかもしれない。だが、その事を確認せずに、ただ店に戻ったとか答えていただけだった。
お客さんからの問いをしっかりと確認せずに、ただ焦って答えてしまった事を何だか恥かしく感じていた。

そしたら数分後に、代理の方が支払に来てくださったのだ。もしかすると、同僚の方に頼んで頂いていたのかもしれない。受け取った後に、思わず謝罪の弁を述べてしまっていた。

店を出る事となってしまったちょっとしたミスによる用事だが、この事が無ければお客さんに迷惑を掛けるような事は無かったなと思うと、本当に恥かしく思えてくる。


2004年6月24日(木)くもり
雨足

今日は朝から曇り空。降るだろうとは思っていたが、昼前からはポツポツと雨が降り出す。だが、時間が経っても何だか本格的に降りそうな感じがしない。
そういえば、昼前の天気予報では雨の確立はそれ程高くは無かったし、このままポツポツの雨が降ったり止んだりの天気となるのだろうかと、勝手に思い込んでしまう。

そんな天気をなめた気分でずっといたのだが、午後にちょっとした用事の為に店長のとこへのんびりと出掛けた。
だが、病室を訪れても店長は居らず、どっかへ出掛けているのかなと思っていれば、看護師さんが入浴していると言う事を教えてくれる。
しかし、面会と入浴が重なるなんて珍しい事もあるものだなと思いつつ、病室で待つ事となった。

そこは前の病室と比べると広く、窓からの景色も良くて、とても落ち着ける雰囲気の病室である。
前に、店長もかなり喜んでいるような事を言っていたが、改めていいとこに転院したなと思いつつ待っていると店長は戻ってきた。

すぐに店長へのちょっとした用事を済ませると、すぐに戻ろうかと思っていたのだが、よくある事であるが店長が語り掛けてくる。転院してからかなり体調が良くなってきているみたいで、その事など最近の事について語り始める。

勿論しっかりと聞いていたのだが、その時に、何という事かそれまでポツポツだった雨がいきなり激しい雨足へと変化してくれたのだ。
本格的な雨足となるような事は無いものと決めつけていただけに、何だかショックで、それからは店長の語りよりも、外に見える雨の風景が気になってしまっていた。

病院を出ても、当たり前かもしれないが雨の勢いは衰えてはくれず。思わず、のんびりせずにもっと急いで来てればよかったかなと、何だか後悔していた。


2004年6月26日(土)くもり時々
久しぶりの映画館

今日は久しぶりに高知東映に映画を見に行ってきた。
上映中の映画が韓国の「シルミド」だったのだが、ネットに出されている広告を見た時にもの凄く引かれていた事もあったが、来月なのかそれとも8月なのかハッキリしないけど、近い内に高知東映が閉館してしまうと聞いた事があって、何だか東映に見に行きたいなと思っていた事もあったのだが。

子供の頃だったら、東映まんが祭りと言ったいただろうか、夏休みの頃など、よく連れていってもらい見ていた事があったものだ。だが、この子供の頃依頼、何故だか東映に見に行く事が無かった。
今日見に行ったのは、考えてみれば20年以上も久しぶりの事だった。

子供の頃だったら、確か2階席なんかもあった筈で、そこからも映画を見た覚えがある。
もしかすると今もあるんだろうかと、場内に入ると2階席のあったとこを見てみると、今は無くなっていた。やはり昔とは変わっているのかなと思いつつ、子供の頃は広いと思っていたと思うが、今も結構広く感じさせてくれていた。

そして映画は始まった。映画館で見る初めての韓国映画である。
最初は静かな気持ちで見ていたけど、後半になるとストーリーに引かれる様に何だか気持ちは熱くなっていた。いい作品だったと思う。

また、驚かされるシーンが1つあって、キャラ達がある時に歌をうたうのだが、出てくる字幕は全く異なるのだが、メロディーは間違い無く「蛍の光」だったのだ。
恐らく、曲のタイトルも日本とは異なっていると思うけど、あの曲は世界中に広がっていたのかなと思わされた。


2004年6月27日(日)くもり
本の返却

昨夜の事である。部屋の中にいつも通りに置いてあった図書館より借りてきている本を見た瞬間に、はっとある事に気づいた。今日は、この2冊の本を返す日だったろうと。
「しもうた、忘れちょった・・・」と焦った、恥かしい気持ちとなっていた。
一昨日の金曜日に2冊とも読み終えて、明日は返しに行かなければとしっかりと意識していた筈なのに。どうしてそれを忘れてしまっていたのだろうかと、本当に恥かしい気持ちだった。

そして今日、いつも通りの朝の用事を済ませると、すぐに図書館へと向った。
図書館に入るとすぐに本を取りだし、2階へと上がった。そしてお返しする時に、思わず本の返却を遅れてしまった事を謝罪したが、何も注意される事無く、何となくホッとしてしまっていた。

その後は、またいつも通り本を借りて帰ってきたけど、同じ様なミスは2度としたくないなと思う。

2004年6月28日(月)晴れ

午前5時過ぎに、何故だか目覚めてしまったが、その時に外からもの凄い音が聞こえてくる。どしゃ降りだ。
昨夜の予報では、今日は確か曇りだった筈。どうしてこんなに降っているんだろうと思いつつ、すぐにまた寝てしまったが。

そしていつも通りの時間に起きてみれば、まだ同じ様に雨は降り続いていたのである。少々焦った気持ちとなる。1日中、こんな天気でいられたら堪ったものではないなと。
だが、朝の予報によれば、午前中には止んでくれそうだったのでそれ程気にする事も無いかと、朝食も取り、出掛けるまでの時間をのんびりとしていた時に、激しい強烈な雷の音が鳴り響いてきたのだ。
しかも、すぐ近くに落ちている様にも聞こえるではないか。

1回目は、ただその音の大きさと、まるで近くに落ちているかのような感じにビックリさせられるだけだったのだが、2回目、3回目と雷が続くと、もしかしたら次の雷は付近に落ちるんじゃないかなどなど意識させられてしまってた。

また、雷は雨が降り始める前に鳴るなんてイメージを持っていたのだが、雨が降っている時でもこのイメージは合うのだろうか。
雷が鳴った後には、まるでバケツを一気にひっくり返したかのようにより激しく降るようになってしまってたから。

これは高知市やその付近の局地的な雷雨だったみたいだが、とにかく本当にもの凄い雷雲だったと思う。


2004年6月29日(火)くもり時々晴れ
読書

今週は、昨日今日と仕事が暇な感じとなって仕方がない。
そのせいもあってか、先日図書館より借りていた本の中より、林真理子著「男と女のことは、何があっても不思議はない」を結構読み込んでしまっているんだが、今日その時に、ちょっと面白い文を見つける。

プロになるという事−意地と強きでプロになる。この中に「・・・設備投資をいっぱいし、どう利益が入ってくるか計算し、お客さんを楽しませなきゃならない。お客が遠のいたら、それは私のミスなんだ」という文があった。
読んでて、思わずこれは自分にも当てはまってしまうのかなと思ったけど。

時にはこんな事もあるので、昨日今日でお客さんが遠のいてしまったのかどうかは分からないけれれど、どんな時であっても、常にどのお客さんにも喜んでもらえる、満足してもらえる。
そして納得してもらえる作業をする事をしっかりと意識していなければいけないだろうな。
などと、そんな事をちらっと思ったりしてた。


2004年6月30日(水) 晴れ
驚いた

時には、本当に驚かされる事が突然にやってくる事もあるものである。
午後の事、用事から丁度店に戻った時、1人のお客さんがやってくる。この方は、店に人がいるかどうかを確認しに来ていたのだろうか、僕にその事を問うた後に、自転車を持ってくるので見てほしいと言って取りに行った。
そして、店の前にやってきたライトバンに、何という事か、僕の卒業した高校の名前が書かれていたではないか。母校から修理の依頼にやって来ていたのだ。
初めての事である。本当に驚いた。

ライトバンによって持って来られた自転車の修理の依頼は、パンクであった。
口金は締まってた感じ。だが、虫ゴムは痛みがあって、上下に真っ二つに裂けていた。しかし、しっかりとくっ付いている。
これでは虫ゴムが原因だったとは言い切れないなと、 過去に交換した時の中古チューブを使って、虫ゴムから空気が抜けていたかどうか確認してみようと考えた。
だが、空気を入れてる時に、虫ゴムの下の方が完全に飛んでしまった。

仕方なく虫ゴムの交換をしたが、この時に、また後で来るのでそれまでに空気の抜けていてパンクをしていたら、修理をしておいてくださいと預からせてもらう事となる。

確かにパンクしていれば、1〜2時間もすれば空気は抜けるかもしれないが、穴が非常に小さい場合、空気が抜けるにはもっと時間が掛かるという事もある。
お客さんが戻ってくるまでに、絶対にパンクしているかどうか判断しきれるとは言い切れない。という事で、勝手に水調べをする事にした。
しつこく調べてみたが、穴はどこにもなくパンクでは無かった。

お客さんへの請求は虫ゴムの交換だけ。お客さんには、もうけれなくてすまない、などと言われてしまったが。

領収書を書いている時に、思わず僕も卒業していますと言ってしまう。お客さんも驚いていたが、ちょっと高校の事で話が弾んでた。

店を出る前には、これからも来てくれるとか言ってくれていた。そう言ってくれるだけで、何だか嬉しく感じてた。


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