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ありがとうニッポン



2002年5月30日から日韓共催によるアジア国初開催のサッカーのワールドカップが始まった。
この大会で日本代表は素晴らしい活躍をし、ワールドカップでの初勝ち点、初勝利そして決勝トーナメント初進出を果たしたのだ。この日本代表の活躍に日本中の人々は熱くなっていたのではないだろうか。僕も勿論その一人である。

予選リーグの組み合わせが決まったのは2001年のいつ頃だったろう。ベルギーとロシアは世界の強豪の一角。もしかするとチュニジアには勝てるかもしれないが、今大会も予選突破は難しいだろうなと、組み合わせを知った当時は思っていた。
だが、大会前にベルギーやロシアに関する流される情報を観ていると、日本とベルギー、ロシアには余り差がないんじゃないのかと感じ始め、 予選の組み合わせの時とは大きく変化しもしかすると勝てるかもしれない、いや絶対に勝ってほしいと思うようになっていた。そして予選リーグも突破してほしいと。

そして6月4日午後6時から、ベルギー戦は始まった。前半は静かな展開だったが、後半から試合は動き始めた。
先取点を取ったのはベルギーだ。それまで、ワールドカップの前まで日本は先取点を取られるとそのまま行ってしまうというイメージもあって、「やばい!」と思いつつ、正直もの凄く落ち込んだ気分になってしまったが、僅か2分後に鈴木が執念の同点ゴールを決めてくれたのだ。
何とも言えないものが込み上げてきて熱くなり、叫びまくっていた。その興奮が全く治まらないまま試合をテレビ観戦したが、稲本が勝ち越しゴールを決めた時は更に叫びまくり、同点にされれば嫌な思いにさせられてしまったりと、感情の変化は試合の展開に応じて激しく動いていた事を思い出す。それだけ日本代表の選手達に熱くさせられていたのだろう。
ロシア戦もチュニジア戦も同じだった。試合の前日から日本の試合の事ばかり意識するようになり、中継が始まると必死になって応援していた。

日本は予選リーグを2勝1分の成績でトップで突破したのだ。ベルギーやロシアも参加するグループをトップで通過するなどと誰が考えていただろうか。
2位で通過だったら1回戦の相手はブラジルだったが、トップで通過した場合の相手はトルコ。チーム力は日本よりも上であり、更にベルギーやロシアよりも強いだろうと言われていたが、しかし絶対に勝ってくれると信じていたし、勝ってほしいと思い、この試合も仕事中にテレビで観戦したのだが、予想外の悔しい結果に終わってしまった。
だが、日本選手達は最後まで頑張っていたし、勝とうという意欲を見せていたと思う。

大会が始まる前は、フランス大会と同じく予選を突破できずに終わってしまうのではないかと多く言われていたと思うが、その予想を打ち砕き、見事に決勝トーナメントへ進出した。
そして、予選リーグのそれぞれの試合を応援していた僕達に大きな感動と喜びを与えてくれたと思う。そんな素晴らしい試合を見せてくれた彼らに、心よりありがとうといいたい。



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