はじめての車検



僕は未だに車には乗っておらず、バイクだけに乗ってきているのだが、しかし2年前までは250以下のバイクばかりである。バイクで車検がかかるのは排気量は251以上のもの。なもんだから、これまで車検を受けた事が一度もなかった。
だが、2年前に今のバンディット400に乗り出した事から、生まれてはじめて愛車を車検に出す事になってしまったのだが、中々キツイものである。

2年前に今のバンディットを買った時には、2年後の車検、要するに今月の事など余り意識する事はなかったのだが、その時が徐々に近づいてくると気分は違ってくるものである。費用かどれ位かかってしまうのか、気になってならないのだ。
この代金が辛くて、中々車検に出せずにいた者もいると聞いた事もあるし、何よりもこの頃の僕の懐は苦しい時でもあった。余り高すぎる場合だと、期限切れまでに受けるのは諦めなくてはならないかなとも思ったりしたものだが。
となれば、実際どれ位の費用がかかってしまうのかハッキリとした値段が知りたくなってくるもので、2ヶ月前の5月に数軒のバイク屋に電話をしてしまった。
すると大体5〜6万だったが、消耗部品の交換も必要なである場合は、当然かなりかかりそうとの事だった。僕のバンディットは初期のタイプである。これまでに、前のオーナーの時に消耗部品の交換がされていなかった場合には、しかもそれが多かった場合費用はどうなってしまうのかなと思ったりしてしまった。

そして先月の事になるが、バンディットにトラブルがあって知り合いのバイク屋に持って行った時に、それまで聞いていなかった彼にもいくらでやってくれるかと聞いてみたのだ。すると、その時のトラブルの修理などもいっしょにしても6万くらいでやるというではないか。正直にこれは助かると思い、彼の店に頼む事を決めてしまった。
その代わり、車検を受ける予定は期限切れ手前の7月中頃だったのだが、その車検が終わるまでは「乗らん方がえいで」と、乗る事を止められてしまったが。

ところで車検というものは、これまでは単純に陸運局に持って行き検査を受ける事だけに代金を払うものだとばかり思っていたのだが、今回受けてみてそうでない事を初めて知った。僕には意外な事だったのだが、自賠責や重量税その他の諸経費を一緒に払わう様になっていたのだ。
それまでは、特に自賠責は車検とは別に支払わなければならないと思っていて、キツイと思っていただけに、車検代の中に自賠責も含まれている事を知った時は有り難く思ってしまった。

知り合いのバイク屋にバンディットを預けたのは7月12日だった。その時には、全て終えるのにかなりかかるかのように言っていたが、修理は16日に終わって、翌日には車検も終わったらしく、夕方には勝手に返してくれていた。料金は後払いでいいよと言う事で。次の日にはしっかりと払っといたけどね。
また、預けていた時にあちこちと整備をしてくれていたみたいで、返してもらった日、仕事から帰るとすぐに乗ってみたのだが、預ける前よりも遥かに走りやすくなっていた。

また2年後には車検を受けなければならないが、この時には先に貯金でもしておいた方が楽かなとも思ったりもしている。



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