悔いの無い人生を



1月から放送されているフジテレビ系のドラマ「僕の生きる道」が気になっている。最初の放送の時は余り感心なく、適当に見ていたのだが、草g剛の演じている主人公の高校教師が突然にガン宣告と同時に余命1年と宣告された事の衝撃から、それまでの平凡というか無気力な生き方から悔いのない生き方を求めるようになる展開なのだが、主人公のそれまでの人生を悔やみ、新しい生き方を求めようとする意識の変化に何故だかひかれるのだ。

過去に、主人公と同じようにただ何もなく、ただ生きるだけの無気力な生活をしていた時期があった。今から思い返せば何と情けない生き方、時間を無駄に使ってしまったのだろうかと思ってしまうのだが。
あの時は、色々な事があって社会に出るのも恐怖に感じ、家族以外の者との接触も出来なかった頃。だが、閉じこもった生き方をしていると、追い詰められるような気持ちにもなって行く。
そうすると自分との間に葛藤が生まれ、それを繰り返していった末に、こんな事じゃ駄目だと考え始め、自ら社会へと足を踏み出していったのだが。だが、中々社会の中には入りきれずに、ただただ時間ばかりが過ぎてしまったような気もするが。

しかし人と会話する機会が増えるにつれて、人に対するイメージは変化していき、今では過去とは異なり活発に外に出るようになり、部屋の中にじっとしている事をつまらなくなっている。自分自身が大きく変化している事は間違いない。

そんなこれまでの人生を振り返ってみると、やはり多くの時間を無駄に使ってきているんだなと感じる。人生には、いつかは必ずピリオドはやってくる。主人公と同じように、僕も突然にガン宣告を受ける事もあるかもしれないし、不慮の事故にあう事もあるかもしれない。そんな時、もしも過去を振り返った時にどんな気持ちになってしまうだろうかと思うと、これまで多くの時間を無駄に使ってきた事を悔やんでしまう。

人生って決して自分の思い通りに展開するものではないだろうけど、思い出深いそして満足できる人生となるかそれともつまらない人生となってしまうかは、結局は自分自身の意思に大きく左右されるのではないだろうか。

もしかすると長寿となるかもしれないし、突然にガンにかかったり事故にあったりするかもしれない。後、何年生きていられるのか分からないが、残りの人生は自分なりに少しでも悔いの無い、そんな人生を送っていきたいと思う。



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