走って思った事



考えてみれば、NSRに乗っていた時は、よく県内外にツーリングに出掛けていたものだが、現在のバンディットに乗り出してからは、昔住んでた山村に出掛けた程度で、それ以外ではどこにも行った記憶がない。ただ適当に乗ってきていただけだった。

今年も10月頃まで、いつも通りに適当に走っていただけだったのだが、何故だろう、突然にちょっと遠くへ走ってみたいなと思い始めた。
で、10月11日に横浜スカイラインを通って須崎市へ行き、18日には土佐町の田井へ、25日には吾北村へと走った。
そして少し間をおいて、11月22日には室戸へ向って走った。

今回のツーリングに出掛けはじめる前までは、NSRとは異なり4ストのバイクという事もあって、やはりNSRに比べると走りに面白味がないのかなといったイメージがあって、 いつも適当に走っていた。
それほど速く走る事もなく、車が多ければその流れに乗ってのんびりと走っていた。

だが、横浜スカイラインを走ってから、バンディットへの意識は変わってゆく。
あそこは、車は少なく、アップダウンの激しいコーナーだらけの所。NSRの時には、いつも思いっきり走り、夢中になっていたとこだが、バンディットだとそれほど楽しむ事は出来ないのではないかとイメージを持ってしまっていたのだけれど、意外にも中々走ってくれるではないか。

コーナリングは、やはりNSRに比べれば重たい感じはあったけど、気にする事はない。また、久しぶりという事もあって、ライン取りがしっかりと出来ない事もあって、スムースに曲がれないとこもあったが。

土佐町へ向う時には、コーナリングやその手前のブレーキング、その他の走りのテクニックにかなり気を使うようになっていた。
いつの間にやら、NSRに乗ってた時の、あの気持ちになって思いっきり走るようになっていた。

これまで適当に走ってたせいなのかもしれないが、これまではバンディットに乗っていたというよりも乗せられていたのかもしれない。
そんな事を感じさせられる事も時々あったけど、室戸から引っ返してくる時には、もうかなりスムースに乗れるようになっていたと思う。

今回のツーリングで、バイクはどのタイプでも適当に乗るんじゃなくて、思いっきり乗って、乗りきらなくては、そのバイクの面白味を感じる事は出来ないものだなと思わされた。
そして、ツーリングも大事なものだなと思わされる。やはり、小さな旅かもしれないけど、楽しいから。


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