よさこい祭り



今月9日の前夜祭から始まった今年のよさこい祭りも、今夜で終わるが、よさこい祭りは高知にとっては夏の風物詩であり、高知の者にとっては なくてはならない大事なものだ。

今年が「48回よさこい祭り」というように、よさこいが始まったのは戦後で、阿波踊りなどのように古い歴史のある祭りではない。
また、よさこいが始まったきっかけは 阿波踊りに負けない踊りを作ろうとした事だったと思う。
だが、このちょっとしたきっかけから始まったよさこいの一番の特徴は、もちろん正調の踊りとその時にまとう衣装があるのだが、僅かに決められている事を守れば、参加する者達が自由な踊り方をさせてもらえる事だ。
そのよさこいに参加する時に決められている事は、確か鳴戸を必ず持つ事と、もう一つ演奏の方にも簡単な事が決められているだけで、後はどんな踊り方をしようと、衣装を まとおうと自由だったと思う。
ここ数年直に見に行く事は出来ていないが、毎年あちこちの競演場では個性あふれる多くのチームがそれぞれにエネルギッシュに踊っているのではないだろうか。

よさこいは、高知放送が毎年2日続けて生中継してくれているのでテレビでもたっぷりと見る事は出来るのだが、やはり競演場へ直に行って見た方が 何10倍も楽しめる。
競演場では思いっきり踊っている人達の熱気と、その人達の熱い踊りに酔いしれて熱くなってる見てる人達の思いが混じりあって、何かしらの競演場のよさこいの雰囲気は 気温計の実際の数字よりも幾度か高くなってるのではないだろうか。踊ってる人達も、見てる人達もよさこいに夢中にさせられてしまう。

今年のよさこいの間も、よさこいの事ばかり考えてしまう人が多かったと思うが、来年の夏もまた、よさこいに夢中になってしまうんだろうなと思う。


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