今年のドラゴンズ



我が中日ドラゴンズは、昨秋に新監督に落合が就任している。彼は、現役時代には非常に個性的であるとイメージを持たれていたが、 昨秋のキャンプからもその個性を発揮したのだろうか、いわゆる「オレ流」と呼ばれる指導ぶりをみせ、注目されていたが、今年2月からのキャンプでは、 更にその個性が強く現れていたみたいだ。

これまでのプロ野球のキャンプの展開としては、まず1軍と2軍に分け、3勤1休か4勤1休で、最初は体作りを行い、終盤から紅白戦などの実戦練習に 入って行くのが、1つのパターンなのかなと思っていたのだが、落合はものの見事にこれまでの形を崩してくれた。

まず今年のドラゴンズのキャンプでは、1・2軍と選手を分ける事なく、最初のクルーは8勤1休で後のクルーは6勤1休として、何とこのキャンプでの休日は たったの3日だけという事になる。
そしてキャンプが始まると、更に主力・ベテラン組10数名は、第3クルーまでは他のメンバーとは別れてトレーニングをする事が指示された。
しかもその内容は、全て選手達個人の自由となっていたのだ。といって、彼らは決して甘い内容のトレーニングのスケージュールは作ってはいなかったみたいだが。
そして何よりも注目されたのはキャンプの初日と2日目に紅白戦が予定されていた事だったと思う。
どこまでも大胆な事を考える者だなと思わされてしまっていたが。

このキャンプは始まる以前から、休日が少ない事とかなりハードな内容となるだろうから、かなりの故障者が出るのではないかとマスコミなどからは予想もされており、僕としても気になってはいた。
実際、序盤には何人かの故障者は出たし、主力・ベテラン組からも1人だけだが出ている。

この中で、軽傷で無かったのは主力の福留だけで、他の選手は他の選手はキャンプ中にトレーニングに戻っていたのではなかったろうか。
また、中盤以降は新たに故障者が出たという情報は流れていないし、チーム作りも順調に進んでいたのではないだろうか。
他球団からは、逆に中盤から終盤に故障者が出ていたと思うのだが。もしかすると、落合の今回のキャンプの構成の仕方は間違っていなかったのかもしれない。そんな気もしてくる。

落合は、キャンプ前から自信ありげに、且つ堂々と今年は日本一となると公言しているが、本当にそれを実現してくれるかもしれない。そんな気持ちが高まってきている。

もしかすると、その公言も実現してくれるのかもしれないと思えてきているのだが、今年のペナントレースは非常に楽しみだ。


バナー
バナー