運 動 会



秋といえば、食物の秋や芸術の秋、あるいはスポーツの秋などと色々な秋が持ち出されるが、秋というのは それだけ楽しめる事が多い季節なのだろうか。
また、学校でもこの頃には色々な行事が行われるのではないだろうか。その代表的なものといえば、運動会あるいは体育祭 だと思う。短大では運動会といったものはなかったが、小・中・高を通じて僕が一番印象に残っている行事といえば 運動会だ。

店から外へ出ている時に、とある中学校で運動会の練習をしている風景を見かける時がある。
「もう、練習が始まっちゅうがや」などと思いながら通り過ぎるのだが、僕の頃も2学期が始まるとすぐに練習は 始まっていただろうか。ハッキリとは思い出せないが、だが小・中の頃はかなり必死になって練習に加わっていたと思う。
まず、チームとしても負けたくなかったと思うし、何よりも100m走で勝ちたかった。といってもトップになりたいというよりも、 ビリになりたくなかったという思いが強かったかな。

僕は走るのが遅くて、ビリになる事がほとんどでというよりも、ビリばかりになっていて、毎年悔しい思い ばかりをしていた。なもんだから、毎年走る事に関しては、より必死になって練習していたと思う。でも、 単純な練習ばかりしても結果は変わる訳ではない。しかし、1度だけだけど、ビリから抜け出した事がある。
その時はスタートがよかったんじゃなかったのかなと覚えているが、最初のコーナーを曲がる時には、練習では いつも僕の前を走ってた奴の前に出てて、そのままゴールインしてた。大雑把にはなっているけど、まだあの時の事を覚えているよ。

そして、色々な競技にも参加した時にも、他の物もそうだったと思うけど、僕も夢中にそして必死になってたはずだ。 最後にはチーム対抗のリレー競技が必ずあって、この時ばかりは参加するんじゃなかったけど、頑張って応援してた。
そして勝った時にはやっぱり嬉しかったと思うし、負けた時は逆に悔しかったんじゃないだろうか。でも、そんな事を思うのも 束の間で、椅子を持って教室へ戻った時には「やっと、終わった」と思ってたかもしれない。

運動会は練習の期間も含めたら、結構長い行事だから。だけど、運動会の日は楽しんでた事は間違いないと思うけどね。


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