日本のプロ野球で、メジャーと同じく両リーグによる交流戦が行なわれる事が決定したのは昨秋だったのだろうか。 これは選手会と、球団側の協議によって決まったのではないかと思うが、 昨年の10月から11月初めにかけて入院していたのでその展開については何も知らないのだが、今年から交流戦があると知った時には、何か嬉しい気持ちになっていたのも確か。 メジャーの場合はどうなのかは知らないが、日本のセ・リーグとパ・リーグは異なる野球を行っているとも言われている。極端に表現すれば、セ・リーグが地味な野球で、パ・リーグが派手な野球。 別な言い方をすれば、セが繊細でパが豪快となるのだろうか。 その2つの異なった野球がぶつかるのだ。やはりこれまでに無い野球を楽しませてくれるのかもしれないな、と思ったりしていたのだが。 そして今年のペナントは始まり、我がドラゴンズは開幕から非常に言い滑り出しを見せてくれ、4月の段階で、早くもぶっちぎりの優勝をしてくれるのではないかといったイメージまでも持たせてくれる様な、 そんな勢いを見せてくれていた。 そして、今月5月6日から日本で初めての交流戦は始まった。 その時のドラゴンズは、主砲であるウッズがヤクルト戦で藤井選手に失礼な行為を行ってしまい、10試合もの出場停止の罰を受けてしまっていた。 この事には、主砲を欠いてしまうという事で幾らかの不安はあったが、何よりも開幕からの勢いがあるのできっといいペースで交流戦も行なえるのではないかと思っていたのだが。 更に、パ・リーグでも元気の無い楽天、オリックス或いは日本ハムには間違い無く勝ち越す事が出来るだろう。そしてソフトバンク、ロッテ、西武戦にはやはり苦戦を強いられるかもしれないが、 何とか頑張ってくれるのではないかと思っていたのだが、現実は甘くは無かった。全く予想外な展開となってしまったのだから。 交流戦の初戦は、パ・リーグの順位が確か5位だったオリックス。間違いなく勝ち越し、いや、もしかすれば3タテの可能性も十分にあるかもしれないなどと思っていたのだが、 何という事か、初戦から2連敗してしまい、逆に3タテさせられるかもしれない立場となっていたのだ。 だが、3戦目は何とか勝って3タテはされずに終わったが。 だが、次の西武戦では何という事か1-2、0-4、3-4と3タテをされてしまった。これはもう本当にショックだった。 西武は昨年の日本シリーズで戦ったチーム。現在の西武のパ・リーグでの順位は5月22日の段階で3位にあるのだが、 パ・リーグだとペナントが終わった段階で3位までの順位ならプレーオフによって優勝をする可能性があるのであり、昨年もペナントが終わった段階ではトップはダイエーだったのだが、プレーオフによって西武が優勝を掴んでいるのだ。 今年も無いとは限らないのであり、絶対に勝ち越してもらいたいと思っていただけに、負け越しどころか3タテをされてしまった事は、強烈にショックだった。 その後のソフトバンク戦からは、ドラゴンズの試合と同時に、セ・リーグの他球団の試合の結果もかなり気になるようになってしまう。 交流戦の前には2位との差も大きく開いていたのに、その差があっという間に縮まってしまったのだ。 時には阪神にゲーム差無しで並ばれたりしたが、阪神の試合結果も絡んで何とか差を広げて首位をキープしていたのだが、21日には改めて並ばれてしまい、遂には22日には逆転されてしまい、とうとう首位の座から外されてしまったのだ。 故に、昨秋には何だか楽しみとも意識していた交流戦が、何だか今は辛くも思えてしようが無いのだが。 ただ、唯一の望みはあるのではなかろうか。ウッズの存在だ。彼が出場停止の罰を受けていた時には、打線に全く勢いが無くなり、チーム打率もかなり落ちていた筈だが、この時のチーム戦績が2勝8敗だった。しかし、ウッズが試合に戻ってからは、 幾らかペースが良くなっているのではないかとも思えるのだが。 何とか少しでもチームをいい状態に取り戻し、残りの交流戦をせめて5割で終えてもらいたいと思っているのだが。 しかし、交流戦でこんなに苦しい思いをさせられる事となってしまうとは。これは全国のドラゴンズファンが同じ思いではないかとも思うのだが。 来年も交流戦は行われるのではないかと思えるが、2年連続でこの様な悔しい思いをさせられないように、本当に選手達に頑張ってもらいたいと思えてならない。 |
|
|