昨年の10月初めに、心疾患によって突然に総合病院に救急車で運ばれ、そのまま1ヶ月余りも入院してしまう事があったのだが、一般病棟へ移った最初の頃だったろうか、
入院していた翌日よりよく見舞いに来てくれていた弟が、暇な時間を費やす為にと思ってなのだろうか、僕が熱いバイク乗りだと分かっている事もあってだろうが、
とあるバイク雑誌と初めて知るナンプレ雑誌を持ってきてくれたのだ。 バイク雑誌に関しては、過去に何度も購読した事のある物で、受け取った時には思わず有り難いと思っていたと思うのだが、 ナンプレ雑誌に関しては当然全く知らなかった物で、思わず何なんだろうと思いながら開いていたのではないかと思うが。 だが、 見てみるとパズル形式のゲームが何問も載せられている物で、すぐにやってみると結構面白くて、そのまま退院するまで毎日やっていたと思う。 ちなみにナンプレとは、ナンバープレースの略語で、ルールとしては大雑把に言えば1×aマスに1×aの数字を入れていく物で、 基本的な物としては9×9のマスの中に更に3×3のマスを9つ作り、其々のマスに1〜9の数字を入れていくだけという非常にシンプルな物である。 弟からもらったナンプレ雑誌は初球編から始まる物だったが、初めてやってみた時には、結構簡単に解けたのではなかったろうか。 そして、面白く思えてしまったのである。 また、ワンパターンな物だけでは無く、色々なタイプのナンプレの問題が用意されていて、それらもやっているうちに完全に嵌まってしまったのではなかろうか。 弟からもらったナンプレ雑誌に記されていた問題を解くのに、何という事か4ヶ月位も掛かっているというのに、飽きる事など全く無く、 解き終えればすぐに近くの書店に新たにナンプレ雑誌を購入しに行っている。 自分で購入した最初の1冊は、弟がくれた物と同じ物だったのだが、それから2ヶ月後からは別のナンプレ雑誌を購入するようになっている。 ナンプレ雑誌は人気があるのだろうか、何種類も出ていて、1冊目の時には全く選択をせずに手に取ってしまっていたけれど、2冊目の時には何気なく何冊か開いて見てみると、 その中に弟の繰れた物よりも問題の種類が豊富で、面白そうなのがあって、思わずそれを選んでしまったのだが。 それは「ナンプレファン」という物なのだが、それ以来、この雑誌に夢中になってしまっているのだろうか。 この雑誌には、各問題毎に標準的と思われるのだが、解かれるに必要と思われる時間が提示されているのだが、どのタイプの物であっても提示されている時間が20分以内であれば、 余り悩む事無く解けるのだが、それ以上の時間が提示されている問題、特に30分を超える問題となってくると、スムースに解く事は出来なくて、 必ず行き詰まってしまうのだが。この時の解き方としては、どれかの数字の位置にヤマを張って、解いていく様にしているのだ。 そして、運良くそのままスムースに解けていくならば、ヤマは当っていたんだなと思えるのだが、これはやはり少ない方で、多いパターンとしてはどこかで数字が重なってしまい、 その時に最初にヤマを張った数字の正確な位置を確認し、改めてといて行く事を繰り返していく事が多いのだが。 ナンプレの存在を知ってから10月中旬でほぼ1年となるのだけれど、まだ全く飽きそうな気がしない。ただのゲームにここまで夢中になってしまうとは、 何だか不思議な感じがしないでも無いが。 そして、このナンプレの存在を教えてくれた弟にも本当に感謝したいと思っている。 |
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