変化する自分



11月の中旬に行き付けの床屋に行って、いつもの様にカットをしてもらったのだが、 ここでやはり最近の自分は何かがもの凄く変ってきているんだなと思わされたのだ。
床屋のおんちゃんがカットをしながら、いつも通りに気楽に語り掛けてくれるのだが、これまでの自分だと、 ただ適当に応じてただけだったのではなかろうかと思う。だが、11月中旬に行った時には、もの凄く活発に応じていたし、 逆に僕の方からおんちゃんに語り掛ける時もあったりしたのだ。

これまでの自分は、良く言えばクールな人間性を持っていたのかもしれないが、正直に言えば単に内向的な面が強かったのだと思う。
だから、人と接する事にもどちらかといえば消極的だったし、 この影響もあってか10代の頃からの持病に関しても悲観的なイメージばかりを持つ様になっていた。
特に、 この持病に関しては時々苦しめてくれる症状が現れる事もあるのだが、 これに関しては4月の「意識の変化」で考え方に変化が出ていると綴ってあったのだが、だがその後も症状が続いていた為に、 いつの間にやら完全に諦める気持ちを持っていたのかもしれないのだ。

だが、何が切っ掛けとなったのかは分からないけれど、最近になって活発に言葉が出る様になってきていた。仕事でお客さんと接する時もそうだし、 特にテレビに向っての時にその傾向を強く感じていたのである。
昔の自分だと、テレビドラマやドキュメンタリー、 或いは情報番組を観ている時などには、熱くなる事が結構あって、テレビに向って何かを言っていたものだったのだが、 最近になってそんな昔の自分が戻って来ている感じなのだ。
と同時に、 持病に対して常に悲観的なイメージばかりを持ち続けていた自分に対しても激しい怒りを感じるようになり、 その影響からか持病に対する意識が大きく変化してきているのだが、これまで執拗に苦しめてくれていた症状が殆ど現れなくなってきているのだ。
思わず、これまでの症状は何が原因で現れていたのだろうかとも思わされてしまっているのだが。

10代、20代の時には活発で積極的な意識を強く持っていたのではなかったろうかと思うのだが、その後は何故だか内公的な面を持つ様になり、 一時的に思い切った行動をした事もあったのだけれど、殆ど地味な行動のみをしてきていたのだと思う。
だが、 最近になって大きく変化してきている自分を感じた時、これからはどの様な生き方をするのだろうかと、何だか気になってしまうのだが。

といって一気に生き方が変わる事は無いだろうから何とも言えないが、ただこれまで10年以上の間思い出深い生き方が出来ていなかったのではないかと思う。
本当にこれからの生き方がどうなっていくのかなど全く未知の事なのだが、これまでとは異なる思い出深い生き方をしたいなと思っているのだが。 その為にもこれからは、これまでよりも積極的に懸命に生きていきたいと思う。

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