2日前、10月11日に中日ドラゴンズの今シーズンの最終戦が横浜で行われた。この試合は、星野自身の決断で
今年で勇退する事が決まっている、監督である星野にとっても最後の試合であった。
ナゴヤドームでの最終戦に勝てなかったとこもあって、この最終戦は何が何でも、どんな試合になってもいいから
絶対に勝ってほしい。そして、有終の美を持って星野にユニフォームを脱がしてやってもらいたいと強く願っていた。
これは僕以外のドラゴンズファン、そして星野の下で戦ってきた選手やコーチも同じ気持ちでいたのではないだろうか。
選手達は頑張ってくれた。先発の経験のほとんどない先発の若手の小笠原は横浜打線をしっかりと抑え、3回表には
集中攻撃で先取点3点を奪い、8回には山崎の3ランでダメ押しだ。リリーフ陣は2回点を返されるイニングがあったが、
しっかりと投げてくれ、そして6-2で 勝った。試合の後には、3塁側のドラゴンズファンから「星野」コールが始まり、
更に1塁側からそして横浜スタジアム全体から「星野」コールが起こっていたらしい。
星野が僕達ドラゴンズファンだけでなく、多くの人から親しまれ愛されていた証なのだろうか。
また、ドラゴンズだけでなく横浜からも星野に花束が贈られた。この事は中日スポーツなどのホームページで知ったのだが、
何だかジーンとくるものを感じた。可笑しな事になるかもしれないが、横浜ファンや横浜にも「ありがとう」といいたい気持ちに
なっていた。
星野はナゴヤドームでの最終戦の後に、これまでで最もドラゴンズファンに愛されてきた者と自負していると言った。
その通りだ。そして、これまでで最もドラゴンズを、僕達ドラゴンズファンを愛してくれた人でもある。
星野仙一はドラゴンズファンである僕にとって、いやファン全員にとってかもしれないが、最も誇りに思える素晴らしい人だ。
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