中学生日記
NHKが昔から放送していた「中学生日記」の放送が、今月16日で終了するらしい。自分も中学生の頃には見ていた事があったし、「中学生日記」なんて本もまだ持っている。
中学生終わってから見なくなってたと思うんだが、本当に自分と同じ中学生を主人公にしてストーリーは作られていたんじゃなかったかな。 今ではどんな中学生が描かれているのか知らないけど。
見ていた時には、面白いというよりも何だか関心持たされていた。中学時代にもいろいろな経験があって、 変な意識を持つ様にもなってたから「中学生日記」で描かれる同じ中学生のクラスでの活動に、何だか引かれていたのかな。
放送されだしたのは、自分が中学生よりも前の事だったかもしれないから、本当に半十年も前から続けられていたんだろうな。
東京新聞の記事見ると
「 学校生活の中で中学生の揺れる心を描いてきたNHK名古屋放送局制作のテレビドラマ「中学生日記」が十六日の放送で、 半世紀の歴史に幕を下ろす。最終回には竹下景子さん(58)らかつて生徒を演じた俳優も出演する。収録後、 竹下さんは「十代が共感できる番組がなくなるのは残念」と番組終了を惜しんだ。」
とある。
ただ竹下恵子が出演していたのは
「 母親でもある竹下さんは、このせりふをあらためてかみしめる。 前身の『中学生群像』で高校一年だった一九六九年、テレビデビュー。当時は受験戦争が過熱し「勉強ばかりを押しつける先生が不満だった」。 だからこそ「生徒と大人が本音をぶつけ合ってドラマを作り上げる現場が楽しかった」
とあるから、60年代末から出演していたんだろうか。
前進の「中学生群像」なんてのも見た事無いし、まだ小さな子供の頃には恐らく全く見ていなかったと思うので、 竹下恵子なんかが出演の頃には見てなかったと思うけど、竹下恵子だけじゃ無く、現在大物思われてる役者さん達が多く出演していたのかもしれない。
また自分も診ていたろうと思う70年代の視聴率が20%だったのが、最近では1%を切るまで落ちていたという事には、何だかショックを受けてしまった。
現在の子供達には、「中学生日記」は全く興味が持たれなくなっていたのかな。自分が中学生の頃とは全く変わってるんだなと思わされてしまう。 何より、自分達の頃には映像や音を楽しむといえば、テレビやオーディオ、或いは映画なんかしか無かったし、それ以外は友達が集まって外で遊びまわるだけ。
現在だったら、色々なものがあってテレビの地味なドラマなんかに興味を湧く者なんかいないと思うのが妥当なのか。 本当に、自分が子供の頃とは社会は大きく変化してるんだなと思わされてしまう。
昨年辺りから、昔活躍した役者や芸人さん、その他有名な人達がどんどんと姿を消す事を知った時に、 何だか昔の大事な思い出が消えていってるな、なんて思ったりもしてるけど、「中学生日記」なんてドラマも自分にとっては大事な思い出のドラマ。
長く続いていたこのドラマも姿を消してしまう。本当に、何だか淋しい気がしてしまう。