医師への怒り



10代の頃から厄介な持病と付き合わされる様になっているが、40前後まで一つの病院に通ってたんだがここじゃ駄目だと決断し、大学病院への紹介状を求めた。大学病院で診察を受ける様になったのは教授。
それまでは発作だけでなく前兆も活発に起こっていて、両方を合わせれば月に30回以上は発生してた筈。

だが、処方で前兆はあっという間に消してくれ、発作の数も半分以下になった。その後も徐々に状態は良くなっていき、2年前の4月にはつき4回程度の発作数に治まる様にまでなっていた。
だが、教授は4月から大学をでるという事で主治医を変わる事となり一人の医師への紹介状を書いてくれた。それが細木ユニティーの高坂。
最初の頃は信頼させられてくれたんだが、2年前には目に強い副作用を起こさせられたり、診察毎に薬の数を増やす事が影響してたのか昨年の年始には体がグッタリするほどに体調を崩すようにまでなっていた。

その事を伝えると薬の数を減らす様になる。時には減らす事も無かっただろうと思うし、そうでなく薬の変更なども行ってたんじゃないかと思うが、昨年の暮れというか12月1日の診察だったと思うが、寝る前の服用薬として出されていたリボリトール錠2mgを外された。
寝る前の薬は大学病院の頃より出されていて、無くてはならない物と思わされたりしていたんだが、高坂を信用してその処方に従い飲まずに寝た。

すると布団に入ってから体に異常が起こり始める。前日まで布団に入っても寒さを感じさせられる程の時期だったのに、何故だか体が熱く感じる様になる。
さらに体のあちこちが強く痒く感じる様になり、全く眠れない。結局朝の8時前に10分程度寝れたかなといった程度。

こんな思いをさせられた事に怒りを感じすぐに病院に講義の電話をしたよ。その時の興奮が、また体に影響したんだろうか。呼吸が激しくなると同時に胸が非常に苦しくなる。鼓動が強烈に感じられる様になり、苦しくて堪らない。
救急車が呼ばれて細木へ運ばれたが、そこでの救急医療の姿勢にも怒りを感じさせられ怒鳴りまくってた。
凄く苦しんでる患者がいるというのに、のんびりと話し如しながら作業している感じ。こっちを馬鹿にしてるのかと思えてならなかったから。

それでも落ち着くと、すぐ近くにあるユニティーへ送られ一応高坂の診察を受ける様になり、リポトリール錠2mgを飲まずに寝た時の状況を話してると、何を思ったか突然に声を荒げて何やら文句をいい、これから自分をユニティーでは診察拒否すると言い切ってくれたよ。簡単に承諾させてもらった。
あんな奴の世話になりたいなどと全く思わなかったからな。

その後にあいつは紹介状を書くが、医師名は書かずに、何故か神経内科か脳神経外科への紹介状として書いていた。
自分の持病に関しては普通は精神科の医師への紹介状を書くのが普通だろうと思ったんだが。どうでもいいやと思い、神経内科と脳神経外科で自分の持病に適している医師はいないだろうかとネットで検索した。そこで見つけたのが近森の医師。

行ってみれば、紹介状を持っていくには最初に予約を取っておかなければならないと言われたよ。
後で確認すれば近森の事務の言う通り。自分にミスがあったなと素直に認める。だが一応自分は紹介状を持っていいっている。
連絡は取ってくれるだろう。対応はしてくれるんじゃないかと甘い考えを持ってしまっていた。だが、近森の答えは忙しくて時間が無い。別の病院へ行ってくれと言われる。
2度と行く気がしなくなったよ。

結局近くにある吉村神経内科の病院へ通う事になったんだが。
吉村も神経内科医。神経内科学会では自分の持病に関してもかなり対応していると書いてあった。
しっかりした知識は持っているんだろうと思い、最初は信じてた。だが、診察を続けているとまず処方は高坂の範囲内で一寸いじくるだけ。更に問診では細かな事など一切聞かず、月の回数だけ。しかもその回数だけで処方を組み替える。

凄く信頼出来なくなってきてた。そして先月に、昨年の12月から診察を受ける様になってたんだが最初の時にリボリトール錠2mgに関する事もしっかりと話していた筈なんだが、朝・夕に飲まされていたリボリトール錠2mgを突然に外される様になる。

過去があるので、すぐに従う事が出来ない。高坂は4週間分では無く30日分の薬を出すように処方箋に書いてた様で、リボリトール錠2mgも数日分余ってた。だから、すぐに吉村の指示に従うような事はせずに、数日後にリボリトール錠2mgを飲まないようにした。

1日目は寝付けは良くなかったが、一応は眠れていた。だから、今度は大丈夫なんだろうと思ったんだが、朝起きてから全く眠れない状態が翌日布団に入るまで続く。更に2日目には夜に激しい前兆が土佐以来約7年ぶりに発生した。これはショックだったな。
またあの当時に戻るんじゃないか。そんな意識もあってか不安は高まり呼吸も落ち着かなくなる。結局救急車を呼ばれ日赤へ運ばれた。

そこから帰った後にすぐに布団に入ったが、4時間前後だったが寝れたよ。
だが前日には全く眠れなかったし、きつい思いもさせられていた。体はバテていた筈。なのにグッタリする様な感じじゃ無く、体が硬直する様な感じになっていく。
それも日がたつに連れて酷くなっていく。更に布団に入った時には4時間前後は眠れるが、布団を出るとどんなにだるく眠気を感じさせられよい様と全く眠れない。だが、体はグッタリするのでは無く硬直するばかり。
どうなってるんだと不安な思いが高まっていた。

翌週月曜日に吉村に連絡をし、リボリトール錠2rをはずした結果を伝えると、すぐにそれを出すと言った。その日からそれを飲む様になったら、しっかり寝れる様になった。

そして昨日20日だったんだが、ネットでリボリトール錠2mgの検索を行ってみれば、自分が体験した事は間違いではなかったという事を証明する物が見つかった。
医薬品検索イーファーマで見つかったが、リボリトール錠2mgの副作用に関し「投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行う。」と書かれてある。

吉村も自分の持病に詳しいと主張しているんだろうし、高坂はかなりの自信を持っている医者だった筈だ。だとしたらリボリトール錠2mgの扱いかななどしっかりと把握してなければならない筈だ。だが、あいつらは適当に扱っていたとしか思えない。最低の医者だよ。こっちを殺そうとでもしてたんだろうからな。

吉村は来年中には絶対に変えなければならないと思ってる。候補として愛宕の精神科、海の杜や医療センターなどを考えている。だがどの病院も天気が悪くなれば自転車では行けない所。あたごと医療センターにはバスで行ける事は分ってきたんだが、海の杜だけは分らない。近い内に探らなければならないと思っているんだが。

そして吉村を何時ごろに手を切るかに悩まされる。親も診察を受けてるんだよ。そのせいだろうか、親は自分が吉村と縁を切る事を嫌がっている。
自分にも影響があると思っているみたい。その事を考えると簡単に判断しきれない。だが、碌な診察もしないこっちの発作や体調の状況に合わせた処方を組もうとしない吉村を信じる事など出来ない。早く縁を切りたいという医師は強い。
どんなに遅くとも、来年中には絶対に縁を切りたいと思っている。

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